2011.06.07 Tue

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ぼくのものがたり あなたのものがたり

訳者など:ジュリアス・レスター ()

出版社:岩崎書店

 皮膚の下はみんな同じ。人種で人を分けても意味がない。  という当たり前のことを、ジュリアス・レスターはわかりやすく語りかけていきます。  それは、この件が、見た目のこと故に、なかなかクリアされないからです。  クリアされていないのに、自分はクリアできていると思うのも危険です。  ジュリアス・レスターの言葉は時に鋭く突いてきます。 「「わたしの人種は、ほかの人種よりすぐれている」という人は、どんな気もちなんだろう? じぶんに自信がないのかもしれないね。不安なんだよ、きっと」。  同感です。  「わたしの人種は、ほかの人種よりすぐれている」の部分を「男は、女よりすぐれている」に置き換えても、わかりやすいですね。  カレン・バーバーは様々な民族の衣装と意匠をちりばめることで寄り添い、ジュリアス・レスターに同意しています。

カテゴリー:女性学 フェミニズム / 人権 法律 政治 / くらし 衣食住 / こども 教育 / しごと 労働 生き方 / セクハラ DV 暴力 / 平和 戦争 / 家族 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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