2011.06.17 Fri

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ぼくとおにいちゃん

訳者など:マレーク ベロニカ ()

出版社:風濤社

 ハンガリーで八〇年代以前の子ども新聞(いつ頃のかをもっと詳しく書いて欲しかったです)の連載されていた作品です。マンガのようにコマ割りされた絵に文章が添えられています。  兄弟の喧嘩や遊びや助け合いの姿を通して、子どもの世界を描いています。  おにいちゃんがテレビを切ってもう寝ようと言うけれど、ぼくはまだ寝たくない。だから自分がテレビになって遊ぶ。本物のテレビよりおもしろいやと笑うおにいちゃん。  といった、シンプルなお話が語られていきます。  そこに今とは違う素朴さを感じてもいいのですが、しかし当時のハンガリーの「今」であるに違いありません。  それは貴重な歴史的資料でもあります。

カテゴリー:人文 社会 思想 / くらし 衣食住 / こども 教育 / ノンフィクション 歴史 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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