てんぐのきのかくれが
2011.06.27 Mon
てんぐのきのかくれが
訳者など:青山 邦彦 ()
出版社:教育画劇
森の大きな木を見上げてしゅんくんは、ここに隠れ家を作ろうとします。というのは学校では喧嘩ばかり、家では叱られてばかりで、寄る辺がない気分だからです。 そこに現れたのが天狗。事情を聞いて本格的に木の上の隠れ家を作ってくれます。しかしこれ一つじゃつまらないと考えた天狗は物の怪、妖怪たちを集めて大きな大きな隠れ家を作り始めます。 もう隠れ家とは言えない大きさ。 天狗は言います。ここは独りでは大きすぎるだろうから、みんなを連れてきなさいと。 こうしてしゅんくんの隠れ家は、それに驚嘆した友達たちとの遊び場になります。 この作品でも建築に造詣が深い青山の理念と理想が描かれています。 隠れ家がどんどんできていく過程の絵のおもしろさ、綿密に出来た隠れ家の隅々まで画を堪能して下さい。こういう細かさは子どもが夢中になりますよ。
カテゴリー:ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ
コメント
※コメントをするにはユーザー登録をしてください。ユーザー登録がまだの方はコメントの閲覧のみできます。ユーザー登録
※ユーザー登録済みの方はログインしてください。ログイン