2011.06.29 Wed

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ぬすみ聞き―運命に耳をすまして

訳者など:グロリア ウィーラン ()

出版社:光村教育図書

 綿花栽培をしている家で働く黒人奴隷の物語。子どもたちの仕事後の役目は、お屋敷に忍び寄って、窓の下でこっそり「ご主人様」たちの会話を盗み聞くこと。彼らなら見つかりにくいし、見つかっても遊んでいたとごまかせるからです。  そうして情報を得たからと言って、何が変わるわけでも、できるわけでもありませんが、親子が引き裂かれる運命などに心を備えることはできます。  マイク・ベニーは、子どもたちの仕草や表情をリアルより少し強調気味に描きながら、彼らが過酷な状況の中でも力強く生きている様を示しています。

カテゴリー:人権 法律 政治 / 家族 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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