日本ではじめてのジェンダーに関する総合的な事典

「ジェンダー平等」は21世紀の国際社会において大きな課題とされており、SDGsでも達成目標の一つとして掲げられています。
日本でも、政治やメディアの場面で「ジェンダー」の用語が使われるようになり、関連するニュースが報道されることも増えてきました。
ただ、世界との比較をみると、例えば世界経済フォーラム発表のジェンダーギャップ指数においては、2023年は146カ国中125位と公表開始以来の最低順位を記録。
日本における「ジェンダー平等」の実現はまだまだほど遠く、「ジェンダー」に対する理解も十分とはいえない状況です。

「ジェンダー」は性や身体、政治、経済だけでなく、宗教や芸術、教育など、あらゆる事柄と深く関連しています。
本事典では、「ジェンダー」に関する基本的なトピックから、学術・研究上のトピック、日常生活における身近なトピックまでを全18章345項目で網羅的に解説。
これからジェンダーについて学びたいという方にも、すでに専門的に研究されている方にも、さまざまな方にお役立ていただける1冊を目指しました。

1項目ごとに見開き完結の構成なので、どこからでもお読みいただけます。
まずは目次を見て気になったトピックのページを開いてみていただければと思います。

◆ 事典編集委員会
【編集委員長】松本悠子
【編集幹事】伊藤公雄、小玉亮子、三成美保
【編集委員】青山薫、足立眞理子、阿部浩己
石田佐恵子、伊田久美子、伊藤るり、井野瀬久美恵、
江原由美子、香川檀、堅田香緒里、川島慶子、
川橋範子、川眞田嘉壽子、後藤弘子、小松加代子、
佐藤文香、髙岡尚子、田中東子、谷口洋幸、
田間泰子、柘植あづみ、二宮周平、信田さよ子、
野村鮎子、林香里、藤本由香里、三浦まり、
牟田和恵、山田昌弘、湯澤直美、來田享子

◆ 目次
1章 ジェンダー
2章 身体と病い
3章 セクシュアリティ/ LGBTQ
4章 イエ・家族・親密圏
5章 国連と国際社会の動向
6章 法律と制度
7章 労働・経済・グローバリゼーション
8章 人の移動
9章 社会福祉と社会制度
10章 国家・政治・戦争
11章 暴力と犯罪
12章 教育とスポーツ
13章 学術と科学
14章 文学・表象文化・芸術
15章 宗教と信仰
16章 情報・メディア・消費社会
17章 ポップカルチャー
18章 社会運動
引用・参照文献
事項索引
人名索引

◆ 出版社サイト
https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b305479.html
※掲載項目の詳細などはこちらをご覧ください

◆ 書誌データ
書名 :ジェンダー事典
編者 :ジェンダー事典編集委員会
頁数 :800頁
刊行日:2024/01/31
出版社:丸善出版
定価 :26,400円(税込)

ジェンダー事典

著者:ジェンダー事典編集委員会

丸善出版( 2024/02/02 )