第26回 上野ゼミ 書評セッション:『女子をこじらせて』
2015.09.27 Sun
■ゲスト:著者・雨宮まみ(ライター。アダルト雑誌の編集を経て、フリーライターに。女性の自意識との葛藤や生きづらさなどについて幅広く執筆。著書に、『ずっと独身でいるつもり?』『女の子よ銃を取れ』『東京を生きる』などがある。)
■司会:ゆうこ(1988年生まれ)
■コメンテーター:髙橋春香(法政大学 3年)
尾崎かんな(uneの会)
■日時&場所:10月26日(月)18:00~20:00
三鷹駅北口・かたらいの道市民スペース
■参加費:一般 1000円
学生・非正規 500円
WAN法人会員 無料
■申込み:WAN法人会員 先行参加申込み 10月5日(月)まで
一般参加申込み 10月6日(火)〜
■概要:2013年、2014年と2年連続で「こじらせ女子」が流行語大賞にノミネートされた。こじらせ女子とは、自らの女性性に自信が持てなかったり、自意識にとらわれ、世間でいう“女性らしさ”に抵抗を感じ、生きづらさを感じている女性のことを指す(らしい)。まさに、本書のタイトル『女子をこじらせて』から派生してうまれた言葉だ。
本書は、「女であること」とうまくつきあえなかった著者の自伝的エッセイである。文庫版の解説で上野千鶴子は本書を、こじらせ女子の当事者研究と呼んだ。そして、「当事者研究は、読み手の当事者研究を誘発する」と。初めて本書を読んだとき、胸がしめつけられる思いがした。なぜなら、「男目線を内面化してる自分」を発見したからである。いつから、男目線の欲望に洗脳されていたのだろう。それに対して、著者は自分の経験からこう励ます。「自分の価値を決めるのは自分自身で、決してそれを他人の手に委ねてはいけない。」「自分の手で自分自身を勝ち取って、この手に取り戻さなくてはならない」と。さらに、上野は渾身の力を込めて言う。「手前勝手な男の欲望の対象になったことに舞い上がるな。男が与える承認に依存して生きるな。男の鈍感さに笑顔で応えるな。じぶんの感情にフタをするな。そして……じぶんをこれ以上おとしめるな。」
本書で赤裸々に語られる「女」に引き裂かれる痛み、「女」から逃れられない現実、女同士の友情や連帯・・・。「女」にまつわる数々のエピソードをヒントに、サバイブする道を模索したいと思った。今回の上野ゼミでは、この本をもとにコメンテーターが発表し、質疑応答、全体討論を行う。(ゆうこ)
■懇親会
時間 ゼミ終了後、22時30分くらいまで
会場 三鷹駅構内 Kinokuniya Vino Kitchen
会費 2,500円 1ソフトドリンク付き
申込締切 10/23
ゼミの申し込みはこちらから(10月26日開催のゼミ申込と明記してください。懇親会参加・不参加も。)
***注意***
懇親会参加申し込みをされた場合、10/24以降のキャンセルはお受けできません。
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