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リレー上映「女性が撮った東日本大震災」 @フォーラム南太田まつり

2012.10.07 Sun

東日本大震災を女性が取材・撮影した映像作品をリレーで上映します。

Ⓒ古居みずえ 2012

日時:2012年10月14日(日) 13:00 ~ 16:00
場所:フォーラム南太田(京浜急行線南太田駅下車 徒歩3分/                                                 横浜市営地下鉄吉野町駅下車 徒歩7分)

【プログラム】
13:00「きょうを守る」(菅野結花)70分
14:30「架け橋」(今村彩子)30分
15:00「飯舘村の母ちゃんたち」(古居みずえ)30分

*合間に監督トークあり。聞き手:山上千恵子(映像女性学の会)

 

参加費:500円(前売り券あり)
定 員:100名(予約なしで入場可・上映作品ごとに出入り自由)
保 育:1歳6カ月~未就学児対象、有料、4日前までに要予約、先着順
____保育予約TEL045-714-2665(木・日・祝日除く9:00~17:00)
共 催:男女共同参画センター横浜南、映像女性学の会

【詳細・申込み・お問合せ】フォーラム南太田/TEL:045-714-5911

 

【上映作品紹介】

Ⓒ菅野結花 2011

①『きょうを守る』

岩手県陸前高田市出身で山梨県立大学学生の菅野結花(かんの・ゆうか)さんは、東日本大震災による津波で実家が流された。当時大学2年で、山梨にいた。家族や親戚は逃げて無事だったが、同級生や近所の人たちは亡くなった。菅野さんは、今を一生懸命生きる被災者の姿を伝えたいと映画製作を思い立つ。その思いを当時ボランティアスタッフとして参加していた「やまなし映画祭」関係者、大学教員、そして映画監督の崔洋一さんなどに打ち明けたところ、「自分の手で撮るべきだ」と進言され、本格的に動き出した。

撮影は陸前高田市で2011年夏に計5日間行われ、仮設住宅に暮らす菅野さんの母親や同級生、同級生の親など 9人へのインタビューで構成。作品は2011年11月より全国各地で上映されている。(「やまなし映画祭」ホームページより)

 

Ⓒ今村彩子 2011

 

②『架け橋』 第1弾~東日本大震災 宮城の被災ろう者は今

「東日本大震災が起き、毎日のようにテレビや新聞で被災地のニュースが流れた。しかし、ろう者に関する情報はほとんどない。同じろう者として、ドキュメンタリーを制作して社会に伝える立場として、被災地のろう者の状況を取材し、伝える責任があると思った私は3月22日、被災地へ向かった。」
(映像作家 今村彩子 IMAMURA AYAKO OFFICIAL WEBSITEより)

《続編あり》
第2弾~東日本大震災一カ月後の被災ろう者
第3弾~地域の絆
第4弾~前へ進む力

 

*監督プロフィール

今村彩子(いまむら・あやこ)/ろう者の映像作家、Studio AYA代表
小学校のとき父が借りてきてくれた字幕付き洋画「E.T.」に感動し、映画監督をこころざす。愛知教育大学在籍中にアメリカ留学し、映画制作・アメリカ手話を学ぶ。
現在、大学講師、ドキュメンタリー映画制作、海外取材、講演活動に奔走。

 

Ⓒ古居みずえ 2012

③『飯舘村の母ちゃんたち』

「福島第一原子力発電所から北西に40~50キロほどのところにある、
福島県相馬郡飯舘村。
3.11以降、「飯舘村」はメディアでも広く取り上げられました。
しかし、今そこに住む人の顔までは思い浮かばない。
歪んだ構造の中に、福島の人たちだけが閉じ込められているような、
そんな感覚。
しかしそこから立ち上がって声を上げている人たちがいる。
その声を、できるのなら少しでも多くの人に届けたい。

震災から一年以上が立ちます。
この一年で起こったこと。変わったこと。
これからどう歩んでいくべきか…。これからの未来の話をしよう。」(監督ブログより)

*監督プロフィール

古居みずえ(ふるい・みずえ)/写真家、ビデオジャーナリスト、映画監督、アジアプレス・インターナショナル所属
1988年、戦火のパレスチナで取材を始めた。当時40歳。
37歳の時、原因不明の関節リュウマチに襲われ、1ヶ月後には歩行器なしで歩けなくなった。
「もう、だめだ……」諦めかけた時、投薬していた薬が奇跡的に効いた。
「一度きりの人生。何かを表現したい」。それまでのOL生活からの転身だった。
アフガンの女性たちを取材した映像作品に『沈黙を破る』、『ガーダパレスチナの詩』などがある。
おんなたちの歌 古居みずえ(個人サイト)http://www.huruim.com/contents.html

 

 

(marisu)

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