アートの窓

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チェルノブイリと福島の子どもたち チェルノブイリ子ども基金

2012.12.18 Tue

 

「チェルノブイリ子ども基金」の制作による「2013年 チェルノブイリ27周年救援カレンダー」を紹介したいと作業を進めておりましたところ、先日「完売」の連絡がありましたそれでも子どもたちの絵と詩をぜひ紹介させていただきたいと事務局長の佐々木真理さんにご相談したところ、購入された方々の感想をそえて掲載させていただけることになりました。販売は終了してしまったのですが、絵と詩をご覧いただけますと幸いです。

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Ⓒチェルノブイリ子ども基金       絵/オリガ・ソコロフスカヤ(14歳)   ウクライナ

 

12月のページに添えられた絵と詩

 

電気が足りない。

足りているではありませんか。

火力だと電気代があがる。

命の方が大切なのではないですか?

電気は必要だから仕方がない。

原子力に代るエネルギーをさがしましょうよ。

原子力村より、安心して福島の人が暮らせる村を作ってください。

僕は新しい未来を作っていきたいのです。

(富塚悠吏 11歳 福島県)

 

 

 

ーカレンダーを購入された方々からの声ー

2013年のカレンダーの絵は明るい色彩のものが多いと感じられました。写真の子どもたちの表情も穏やかです。子どもたちが心に希望を持ち、笑顔になれる時間がたくさん持てることを願っています。(愛知県 Sさん)

これらの事故が風化されないために私達ができる事を続けて行かなければならないと思っています。世界中の温かい心が集まり大きな支援になるよう願っています。(静岡県 Yさん)

福島県の隣県にすんでいるので、子どもたちのことはいつも気がかりでした。少しでも募金が子どもたちのお役に立てればと思います。(栃木県 Sさん)

核燃料サイクルが世界中でストップすることを強く念ずる者です。(東京都 Tさん)

自宅のMacのスクリーンの上の窓横の壁にかざりました。フックを設置して、そこに掛けようとカレンダーを捧げ持つと、地球一つ分の重さを感じました。私をみる子どもたちのまなざしのなかに、全人類の深い悲しみ、絶望、苦しみ、大人社会に対する得体の知れない不信感を感じ取ることができます。ひとりの大人としての責任を感じます。やがて無力感に苛まれます。最後ページにはたくさんの子どもの笑顔があります。何の因果でしょう。このような、いわれのない過酷な環境下に置かれていながら、地平線の彼方から昇る旭のように、その笑顔の中に生きようとする力を感じ取ることができます。それは、見る人に生きる勇気を与えてくれる笑顔です。生きるということは、原発・核兵器をこの世からなくしてゆく方向に進路をとるということにつながってゆきます。(Oさん)

忘れてはいけない2つの事実、気の長い支援が必要ですね。心より賛同いたします。 (兵庫県 Sさん)

日本中で、いや世界中で連帯の輪が広がりつつありますね。それぞれ自分たちの立ち位置で、頑張りたいと思います。(山口県 Kさん)

* *

チェルノブイリ子ども基金は、1996年より救援カレンダーを制作してきました。2011年3月11日の福島原発震災以降、これまで支援をしてきたチェルノブイリ被災地の人々から、日本の子どもたちを心配する声がたくさん寄せられ、チェルノブイリ被災地と福島の子どもたちが描いた絵と詩により構成された「2013年 チェルノブイリ27周年救援カレンダー」を制作しました。(こちらは完売いたしました)

カレンダーの他に、絵葉書・書籍なども販売しており、お買い上げいただくことで被災地の子どもたちの救援活動にご参加いただけます。収益は子どもたちの薬代・転地療養費用として活用されます。詳細はこちらをご覧ください。

皆さまのご理解とご協力をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。    チェルノブイリ子ども基金

【お問合せ】

チェルノブイリ子ども基金
162-0816新宿区白銀町25メゾンド原207号室
TEL/FAX 03-5228-2680
E-mail:cherno1986@tokyo.email.ne.jp
http://www.smn.co.jp/cherno/index.html

 

(marisu)

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