ひめ ★ ウーロン


猫ブームで猫を飼っている世帯が犬を飼っている世帯を上回ったそうです。
猫ブームが去った時、愛護センターに持ち込まれる猫たちが増えることがないよう、今、啓発活動などに取り組まないといけないと感じます。

猫ブームって何のことかしら?  ひめ

オイラたちを可愛がってくれるってことじゃない?  ウーロン


子猫を拾ってしまったら、保護してしまったら、あなたはどうしますか?
まずは病院に連れて行き、ノミやダニ、お腹の虫を駆除してもらいます。
そして、里親を見つけるためには白血病とエイズの検査をします。
白血病もエイズも人間のそれとは違いますが、どちらも感染します。
猫エイズは猫同士が血みどろの喧嘩でもしない限り、通常の生活では感染しませんが、白血病は毛づくろいや水の器を共有することでも感染するので、他の猫が居る場合は隔離して飼うことになります。

チェリー ★ トト


さて、「五匹の猫」で白血病事件が起きました。


白血病って何のこと?  チェリー

ワタチたちにも関係あるの?  トト

ノリスケ


「五匹の猫」の保護主さんの所でノリスケのパートナーだったヒナちゃんが急逝し、検査の結果、ヒナちゃんが白血病キャリアだということ分かりました。

ヒナちゃん、守ってあげられずゴメンニャ  ノリスケ

ということは、どういうこと?
当然、ノリスケも感染している?
ということは、同じ保護主さんの所から来たウーロン、トト、ひめも感染している???

保護主さんから連絡があって、まず、ノリスケを抱えて検査のために病院に走りました。
「五匹の猫」は営業中だったため、常連兼ボランティアのお客様が代わりにノリスケを連れて行ってくださいました。
陰性でした。

だからと言って他の子が感染していない証拠はないということで、翌朝一番で3匹と病院に行きました。

そもそもヒナちゃんを保護した後、検査をしたときは陰性だったそうです。
だから、隔離せず、暮らしていました。
では何故?どこで感染した?

ひめ


検査だって注射されたニャ・・・怖かったニャ  ひめ

トト


注射嫌いだニャ  トト


ひめ、トト、ウーロンも陰性でした。

保護主さんのところに居る50匹の猫全員、もう一度白血病の検査をしました。 100%正解という検査はないそうですが、陰性と言われていた子は全員陰性でした。

ヒナちゃんは保護した子猫におっぱいをあげたことがあり、それが原因で感染したのではないかというのが結論でした。その時の子猫はパルボウィルスに感染して亡くなってしまったので、想像の域ではありますが。

「五匹の猫」の猫たちは保護主さんからお預かりして里親さんを探しています。里親に出せないような病気が分かった時はお返しするお約束になっています。

しかし、今回の出来事で「五匹の猫」の猫たちと私の間にはオープンから7か月で仲間という絆が出来ていることを自覚しました。白血病キャリアだったとしても、もはやお返しすることは出来ないと感じました。
保護主さんから連絡があった時はひやりとしたものの、返さないと肝が据わっていたので、結果が出るまでドキドキもハラハラもしませんでした。

全員無事だった今、決心しました。五匹を正式に譲渡していただき、みんなずっと一緒に居ようと。最後まで私が責任を持つと。そして、もし素敵なご縁が見つかった時は「五匹の猫」の猫として送り出そうと。

「五匹の猫」たち



みんにゃ、「五匹の猫」の子になるんですってよ。 ひめ

それって、どういうこと?  チェリー

みんニャでガンバルってことだニャ。  ウーロン


猫ブームの今、5匹と一緒に伝えたい。動物愛護センターでの致死処分という現実。飼い主が持ち込んだ場合は原則、即日処分です。決して安楽死なんかじゃない。苦しんで窒息死させられる。窒息死しなかった強靭な子は生きたまま焼かれるのです。
そんな過酷な運命から救われた1匹がいます。キャッツ・ペアレント募集中の猫さんです。

猫と繫がっていたいという方、キャッツ・ペアレントになりませんか?
いつでも始められていつでも止められます。

秋桜(コスモス)


キャッツ・ぺアレント募集の猫のご紹介

秋桜(コスモス)

交通事故に遭い、半身不随の状態で、動物愛護センターに収容されました。飼い主が現れなかったため、センターから引き取りそのまま入院しました。
横隔膜ヘルニアの緊急手術と、骨盤の複雑骨折の修復手術、そして壊死したしっぽの断尾手術と、3度もの大手術を乗り越えました。
今はとても元気で走り回ったり、高いところにも登れますが、排泄のコントロールに関係する神経が切断されていて、排便排尿が不自由です。

ブログ「五匹の猫とパリの風」のキャッツ・ペアレントのページ(http://gohikinoneko.blogspot.jp/p/blog-page_72.html)で他の猫を見ることができます。
お問い合わせ先:猫カフェ「五匹の猫」 093―967-6840         
北九州市小倉北区片野新町3-1-12 レ・サンク・シャ1F
■ 馬場 桂子 ■