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乳房はだれのものか―日本中世物語にみる性と権力
2009.12.03 Thu

乳房はだれのものか―日本中世物語にみる性と権力
訳者など:木村 朗子()
出版社:新曜社
第Ⅰ部 乳房は誰のものか窶舶黷フ問題機制 第一章 乳房は誰のものか窶迫~望をめぐって 1 母という鬼 2 母の乳房と乳房の母と 3 母子幻想のなかの乳母 4 乳母コンプレックスの地平 第二章 性の制度化 1 召人とはなにか 2 召人の性の制度化 3 乳母コンプレックスの行方 4 召人の性窶剥トび乳母へ 5 『とはずがたり』の女人救済 第三章 母なるものの力 1 女の力/母の力 2 乳母の追行行為としての母像 3 子を抱く父と家父長制システムの脱臼 第Ⅱ部 女帝が生まれるとき窶拍翌スちの信仰 第四章 宮廷物語における往生の想像力 1 正典的な物語/外典的な物語 2 藤原道長の往生イメージ 3 平等院鳳凰堂にみる来迎イメージ 4 天人降下のイメージ 5 弥勒信仰における兜率天の構想力 6 『我身にたどる姫君』の往生イメージ 第五章 女帝が生まれるとき窶舶′ォ十羅刹女像の構想力 1 共同する像的記憶 2 天界の物語 3 女帝の誕生 4 龍女成仏譚を超えて兜率天へ 第六章 女帝なるものの中世的展開 1 中世における女帝とはなにか 2 神功皇后の問題領域 3 八幡神の源流と中世八幡信仰 4 竜神から犬譚へ 5 戦闘なき戦さと母と 第Ⅲ部 八幡信仰の構想力 第七章 八幡神像の構想力窶伯ゥえるものと見えないもの 1 否定の形象 2 三神という形式 3 大和における禰宜の記憶 4 神を語る身体 第八章 女たちの信仰窶煤w曾我物語』の巫女語り 1 海からくる神 2 童と翁 3 八幡信仰をめぐる物語 4 仇討ち物語 5 頼朝物語 6 北条政子の巫女語り 第九章 再び母へ窶煤w曾我物語』における〈子〉の背理 1 名をめぐって 2 土地の名 3 神の名 4 八幡信仰をつむぐもの おわりに
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