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ころころ にゃーん (0.1.2.えほん)
2011.06.07 Tue

ころころ にゃーん (0.1.2.えほん)
訳者など:長新太 ()
出版社:福音館書店
細字のピンクのマジックペンで描かれています。 お腹を床に着けて寝ているネコの背中に、しっぽの方から「ころ ころ」と丸い玉が一つ。 何かしら? 次のページではすでに背中に二つの丸い玉。「ころ ころ。ころ ころ」 あれ、どちらにも小さな突起が二つ。 何かしら? ページを繰ると、子ネコでした。「にゃーん にゃーん」。 わかったところで、眠る母ネコ。背中には3つ、4つと「ころ ころ」が増えていき、「にゃーん にゃーん」。 と、4つの玉は転がって行き、何やら大きな玉が、「ころ ころ」と母ネコの背中に、 で、 「にゃーん」。 乗られた母ネコは潰されています。 はてさて、この大きな玉、大きなネコは誰でしょう? 長さん自身でしょうか? どうであれ、「こどものとも0.1.2」用の絵本で、メスネコの上に乗っかるオスネコを描いてしまうところがすごい。 もちろん、遺作になると意識されていたでしょうから、「しょうがない、父親であり、夫であったです」って、メッセージでもあるんでしょうね。
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