2011.06.07 Tue

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水曜日の本屋さん

訳者など:シルヴィ ネーマン ()

出版社:光村教育図書

 水曜日、学校がお休みの「わたし」は、本屋さんへと出かけます。そこでは、おじいさんが毎日少しずつ、分厚い本を読んでいます。  気になる「わたし」。この本が売れなければいいのにね。最後まで読み終われればいいのにね。  そしてクリスマス。あの本がない! ついに売れてしまったの?  『ルタとナントカ』シリーズでブレイク中のオリヴィエ・タレックですが、画風は全く違って、物語に寄り添って落ち着きのあるものになっています。  「老い」と「戦争の記憶」を絡めながら、見知らぬ人への興味を失わない子どもを後押しする(今、私たちは逆のことをしてしまっていますが)、つまりは人を好きになれる、シルヴィ・ネーマンの素敵な短編との組みあわせが良いですね。

カテゴリー:人権 法律 政治 / 平和 戦争 / ちいさかったわたしといまちいさいあなたへ贈る本棚 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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