2011.06.18 Sat

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ほらふきじゅうたん

訳者など:デイヴィッド ルーカス ()

出版社:偕成社

 女の子は毎日、窓辺で開いたままの本を膝に乗せながら移りゆく外の景色を眺めていました。フェイスって名前はわかっているのですが、ここはどこ? トラのじゅうたんが話しかけます。君は石像だと。そしてそれは魔法をかけられているからだと。  魔法が解けるまで、じゅうたんは、かつて空を飛んで見てきた話を語ってくれるのですが・・・・・・。  本当に彼女は魔法にかけられているのか? それとも石像なのか? 物語は本当か? 物語ることと、物語られることを巡るめまいに誘い込まれます。  デイヴィッドの絵は、もちろん完璧。

カテゴリー:文学 エッセイ 評論 / 芸術 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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