2011.06.21 Tue

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ふしぎなしろねずみ―韓国のむかしばなし (大型絵本)

訳者など:チャン チョルムン ()

出版社:岩波書店

 ある夜、おじいさんの鼻から白いネズミが出てきます。おばあさんはネズミを追いかけていきますが、お腹が減ってそうなので食べ物を与えたり、水たまりに定規で橋を作ってあげたりします。でも、とうとう見失う。ネズミはといえば、いつのまにかおじいさんの鼻の中へ戻っています。  目が覚めたおじいさんは、おばあさんがネズミにしてあげたことを、まるで自分が誰かにしてもらったように語ります。そして自分は宝を見付けたと。  ちょっと奇妙で愉快な韓国の昔話です。  他国文化を知り、親しみを抱くためにも、こうした絵本はいいですよ。  絵はユン・ミスク。相変わらず冴えています。

カテゴリー:ちいさかったわたしといまちいさいあなたへ贈る本棚 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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