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すみ鬼にげた (福音館創作童話シリーズ)
2011.06.27 Mon

すみ鬼にげた (福音館創作童話シリーズ)
訳者など:岩城範枝 ()
出版社:福音館書店
唐招提寺、創建九百年目の大修理に、宮大工の見習いとして働き始めたヤスは、柱を支える鬼の木彫りを見付けます。鬼が言うことには、昔、この国の鬼たちを戦おうとやってきたが、僧侶に捕まり寺を守る四隅の鬼にされてしまったという。 かわいそうに思ったヤスはすみ鬼を外して自由にしてやるのだが…。 物語の発想の独創性はもちろん、松村の日本画のなんと生々しく活力に満ち、そのくせ静かにたたずんでいることか。参ったなあ。 日本画の絵本や物語絵本がもっと増えて欲しいとは以前から願っていたことなのですが、この作品はその願いを見事に叶えてくれました。 今後、もっともっと生まれますように! すごい。
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