2011.08.26 Fri

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ちいさなもののいのり

訳者など:エリナー ファージョン ()

出版社:新教出版社

 1945年、ボストンで出版された絵本。  ファージョンの文がいつ書かれたものかはよく分かりませんが(この絵本に書かれたものかもしれません)、戦争末期、不安な子どもたちのために出版されたのであろう事は想像がつきます。  ここには、子どもを様々な困難や苦難からお守りくださいとの祈りの言葉があるのですが、大人たちがそう願っていることは、子どもに安心を与えるに違いありません。  重要なのは、子どもに向けて述べているのではなく、子どものための大人の祈りを、子ども読者の前で正直に見せている点です。つまり、子どもへの抑圧とはなっていません。  原本がどのようなものかは知らないのですが、エリザベス・オートン・ジョーンズの絵も、装丁も含めて落ち着きのある作りは、これもまた、子どもを安心させるでしょう。

カテゴリー:平和 戦争 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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