父さんの手紙はぜんぶおぼえた
2012.03.05 Mon

父さんの手紙はぜんぶおぼえた
訳者など:タミ・シェム=トヴ ()
出版社:岩波書店
ユダヤ人であることを隠し、リーネケと名前を変えて、オランダの遠い村の医者ドクター・コーリー夫妻の家にあずけられた10歳の少女の実話に基づく物語。アンネのように部屋に隠れることなく過ごすのですが、それ故新しい友達にも嘘をつかねばならず、その不安は相当なもの。子どものごく普通の日常があるだけに、その過酷さがいっそう際立ちます。 この本の重要な点はもう一つ。父親からの絵入り手紙です。 娘への愛情に満ちたそれは、読めば処分しなければならず、仕方がないので彼女はぜんぶ覚えました。そのうちの9通が奇跡的に残っていて、この本にそのまま収められているのです。そこにあふれる想いから、戦争の無慈悲さが伝わってきます。 資料としても貴重な一冊です。
カテゴリー:ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ
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