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日本女性学会大会シンポジウム「ジェンダー化された表象とフェミニズム」

イベントURL: https://joseigakkai-jp.org/wp/wp-content/uploads/2022/02/news154web.pdf
主催者: 日本女性学会
主催者URL; https://joseigakkai-jp.org/
開始日時: 2022年06月18日 (土) 13時00分
終了日時: 2022年06月18日 (土) 16時30分
会場: Zoomウェビナーを利用したオンライン開催 ※オンラインのみ、会場なし。
会場URL:
連絡先: 日本女性学会
登録団体:
パンフレット:
詳細: 実在・非実在にかかわらず、表象としての「女性」 がポスターや動画等に用いられることは常態化していますが、それが「フェミニスト」 からのクレームによって炎上することも珍しくありません。その一方、抗議に対して、「表現の自由」という観点からの激しいバッシングが生じることもありがちです。

歴史的にも繰り返されてきたこのような対立状況の中、2022年度の日本女性学会大会のシンポジウムは「ジェンダー化された表象とフェミニズム」というテーマで開催します。
女性たちはどのように表象されてきたのか、ジェンダー化されたその表象に対し どのような批判的解釈をしうるのか、歴史的に確認した上で現在の論争的な事例について考えてみたいと思います。フェミニズムはなぜそれらを批判し問題化してきたのか、そこでの議論からは何が見落とされてきたのか、こうした検討をふまえた上で、ジェンダー平等社会にふさわしい新しい 表象や解釈を生み出す可能性についても考えてみたいと思います。

 パネリストには吉良智子さん、前園さん、田中東子さん、前之園和喜さんをお迎えし、コーディネーターを荒木菜穂会員と古久保さくら会員が務めます。

吉良智子さんには、女性の表象がどのように扱われてきたのか、ご自身の歴史研究の成果もふまえて、メディア研究における表象の意味づけ、批判的視点の理論的枠組みなどを中心に語っていただければと思います。

田中東子さんには、従来の女性表象に対する第二波フェミニズム的な女性運動の批判にどのような課題があったのか、それを乗り越えたところで展開されつつある女性表象の可能性についても語っていただければと思います。

前之園和喜さんには、若い世代の「萌えキャラファン」として、現状でのフェミニストからの批判について思うことを、具体的に、より説得的にお話しいただければと思っています。

 お三方を迎えてのシンポジウムを通して、女性表象をめぐる世代を超えた「知」の創造ができることを期待しています。