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WAN書評セッション 『精神科診断に代わるアプローチ PTMF  心理的苦痛をとらえるパワー・脅威・意味のフレームワーク』

イベントURL: https://wan-ptmf.peatix.com/view
主催者: WAN「PTMFプロジェクト」
主催者URL; https://wanptmf.peatix.com
開始日時: 2024年10月11日 (金) 19時00分
終了日時: 2024年10月11日 (金) 21時00分
会場: オンライン
会場URL:
連絡先: info-npo@wan.or.jp(件名を「【問い合わせ】書評セッション『PTMF』」としてください)
登録団体:
パンフレット:
詳細: 本書評セッションは、感情的な苦悩やメンタルヘルスの問題への新たなアプローチ「PTMF」について多くの方に知ってほしいとの思いから企画しました。「PTMF」とは、「パワー(Power)・脅威(Threat)・意味(Meaning)のフレームワーク」の頭文字で、精神科診断という権威的なフレームを離れ、「私の経験」を、パワー(権力)による支配や、暴力による脅威(恐怖)という新たなフレームから読み直すレジスタンスです。

 例えば、精神科診断で「症状」と呼ばれた強い不安が、「PTMF」では、支配-被支配の関係のなかで繰り返された暴力から「生き残るための戦略」であると読み直されます。「精神的な病に苦しむ患者」から「困難な状況のサバイバーの一人」への変化は、個人の人生を変えるだけでなく、苦悩を内向きの「症状」として呈することを女性に求めた、社会の理不尽さへの気づきを促します。

 心理学者と臨床心理士、2人の女性が苦悩を読みとくフレームを疑い、勇敢にも新たなフレームを提示した意味とは。そして、自分の身体に起きたことを自分のせいにしてきた人、それに苦しんできた人、その苦しみから抜け出せない人、それでも抜け出したい人へ。このセッションを贈ります。

◆日 時: 2024年10月11日(金)19時~21時
◆場 所:オンライン(Zoom)
◆趣 旨:本書は2020年に出版されたA Straight Talking Introduction to the Power Threat Meaning Framework An Alternative to Psychiatric Diagnosisの翻訳書です。書評セッションには、翻訳者の石原孝二さん、松本葉子さん、そして、フェミニストカウンセリングのお立場から河野貴代美さんにお越しいただくこととなりました。「PTMF」というアプローチについて、どのような文脈から捉えているか? この先の展開をどう見ているか? 修復的司法など権力、脅威に関わる近接領域との関連は? 日本における可能性は? など、それぞれのお立場から闊達なご意見をお聞かせいただきます。〈WAN女性学研究所 所員〉西川由紀さんは、当事者経験も織り込みながらコメントします。「他者から暴力を受ければ、それは暴力を受けた人の心身に影響を及ぼします。原因は外部からの暴力、結果は心身への症状です」という西川さんは、PTMFに出会って何を感じたのか。そして、被害者女性への対応にどのような変化を望むのか。当事者の声を届けてくれます。

◆プログラム
開会:清水由紀子
コメント : 河野 貴代美、西川 由紀、石原孝二、松本 葉子
      登壇者による討議 参加者との質疑応答
閉会:清水由紀子

◆お申込方法
*以下のPeatixページからお申込みください ~10月10日(木)
 https://wan-ptmf.peatix.com/view
*ご参加の皆さまには後日アクセス情報をお知らせし、配布資料があれば事前送付いたします。(10月8日(火)予定)

◆参加費
◇WAN会員(会員番号をお持ちで会費納入済の方):原則無料
 応援チケット:1,000円/ 2,000円/ 3,000円

◇非会員:
 応援チケット:1,000円/ 2,000円/ 3,000円

◆登壇者
【コメンテーター】 
河野貴代美 (かわの きよみ)〈元お茶の水女子大学教授〉
専門はフェミニストカウンセリング、臨床心理学、フェミニズム理論、社会福祉。
著訳書は『自立の女性学』(学陽書房)、『フェミニストカウンセリング(Ⅰ・Ⅱ)』(親水社)、『私を生きる知恵』(三一書房)、『女性と狂気』(ユック舎)、『1980年、女たちは「自分」を語りはじめた フェミニストカウンセリングが拓いた道』(幻冬舎)など。

石原孝二(いしはら こうじ)〈東京大学大学院総合文化研究科 教授〉
専門は哲学(精神医学の哲学、精神医療と人権、障害の哲学など)。
著訳書は『精神障害を哲学する:分類から対話へ』(東京大学出版会)、『オープンダイアローグ:実践システムと精神医療』(共編著、東京大学出版会)、『精神科の薬について知っておいてほしいこと:作用の仕方と離脱症状』(共訳、日本評論社)など。

松本葉子(まつもと ようこ)〈薬剤師・精神保健福祉士・看護師〉 「薬剤師として『精神科の薬を飲ませること』に内在するネガティブなパワーに苦しみ、薬によらない支援を学ぼうと精神科の 訪問看護をしています。PTMFで考えることのポジティブなパワーを感じながらも、医療における強固なヒエラルキー構造に、やはり苦しめられながら、働いています」 。著訳書は『精神科の薬について知っておいてほしいこと:作用の仕方と離脱症状』(共訳、日本評論社)など。

西川由紀(にしかわ ゆき)〈 WAN 女性学研究所 所員 〉

【開会および閉会】
清水由紀子(しみず ゆきこ)〈 WAN 女性学研究所 所員 〉

◆主 催
認定特定非営利活動法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
PTMFプロジェクト

◆お問い合わせ
info-npo@wan.or.jp(件名を「【問い合わせ】書評セッション『PTMF』」としてください)

◆個人情報の取り扱い・使途
*当報告会への参加登録*参加登録された情報に関する確認、連絡、問い合わせ、回答
*代金の請求、回収、支払い等の事務処理
*当会に関するアンケートのお願い、連絡、回答
*WANからのお知らせ
上記の目的外の使用は行わず、第三者への提供は致しません。

◆ご連絡
記録のため、主催者にて録音録画を行います。参加者による録画録音、スクリーンショットはお断りします。配布資料はご自身の利用のみとし、転載、転送等されないようお願いします。事業の振り返りのため、終了後、参加者アンケートへの回答ご協力をお願いいたします。

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