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『北海道社会とジェンダー 労働・教育・福祉・DV・セクハラの現実を問う』 札幌女性問題研究会編

2013.08.04 Sun

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.これまで日本のジェンダー問題を考察するうえで抜け落ちていた視点とは、国内におけるジェンダー問題についての地域差、及び地域格差の視点である。北海道はその歴史的経緯から、一般的な日本として捉えることができない独自性を社会・文化的に備えてきた地域である。

中でも北海道におけるジェンダー問題は、地域的個性をその文脈として分析することが不可欠な課題であろう。筆者らは専門分野の違いを超え、長年ジェンダー問題に関する研究会を開催してきたが、本書はその成果を世に問う最初の一冊となる。

労働・教育・福祉・DV・セクハラなど、扱う課題は多岐にわたるが、全体を通して読むことで、北海道が抱えるジェンダー課題がより鮮明になる構成となっている。

繰り返すが、本書はこれまで全く行われてこなかった、ジェンダー問題を地域性から解き明かすことを目指している。ご一読いただき、地域の視点から、逆に日本のジェンダー問題を改めて認識するということを是非試みていただきたい。(札幌女性問題研究会)








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ: / ジェンダー研究 / 地域 / 北海道

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