皆様 お変わりありませんか!
2022年11月4日 クラウドファンディングがスタートしました。
URLは https://camp-fire.jp/projects/view/633209 です。
一人でも多くの皆様のご支援並びに情報拡散よろしくお願いします。
企業や団体への紹介もよろしく!
エピソード 「倉庫にしないで!」
先日、シングルマザーの居場所WACCAでスタッフとハウスについて話をしていました。
「建物の南側は非常に明るいけど、廊下をへだてた北側15室は、日あたりが悪いので倉庫にしようと思う。」と。
すると隣のテーブルにいた女性が「話を洩れ聞きました。私は児童養護施設で育ち、その後結婚してシングルマザーになりました。当時、家が見つからずほんとうに困りました。養護施設出身の仲間の多くが、住む家がなくてとっても苦労しています。自分たちは「日あたり」なんか考えたことありません。昼間必死で働いて、夜になったら安心して寝られる部屋があれば・・・。どうか、倉庫にしないで、部屋にして下さい!」と必死に頼まれました。
「わかりました。少々日あたりは悪いけど、カーテンや壁紙で、居心地のよい部屋をつくりますね」と言うと、「仲間もきっと喜びます」と嬉しそうに3歳ぐらいの子どもの手を引いて帰って行かれました。
なんと、六甲ウィメンズハウスのすぐそばに児童養護施設があり、先日、施設長さんが見学に来られて、卒業してもすぐには自立できない人、シングルマザーになった人たちをお願いしたいと言ってこられました。
誰もが、安心して暮らせる住まいを持てる、ハウジングライツ(居住の人権)は欧米では思想として社会に定着していると聞いたことがあります。ハウジングライツの重要性と必要性、日本社会での現状の厳しさを再確認した出来事でした。
今回のクラファンは長年、留学生の応援をしてこられた神戸学生青年センターとウィメンズネット・こうべの共同で行います。
六甲ウィメンズハウスは企業(コープこうべ)とNPOの連携でつくられる社会貢献の建物であり、しかもジェンダーの視点でつくられる、日本ではまだまだ先駆的な取り組みです。
本事業がモデルとなり、このような取り組みが全国各地に広がり、さらには、国の居住福祉の充実に繋がってもらいたいと思います。
全国の男女共同参画センターや住宅政策課の皆様からセミナー等のお声がかかれば、リアルでもオンラインでもお引き受けしますので、よろしく!