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[意見募集] 東北大学日就寮の脱男子寮化について
2013.08.14 Wed
「脱男子寮宣言」
みなさん、こんにちは! 私たちは東北大学の男子学生寮である日就寮の寮生です。 今日は、私たちが議論中の日就寮の「オールジェンダー化」に関して、ぜひみなさまの意見・感想を頂きたいと思い、この場をかりてお知らせしたいと思いま す。
【男子寮へのギモン】
日就寮の運営は「学生自治」すなわち寮生間の話し合いによって決定されています。その範疇には受験生をはじめとした新入寮生の募集・選考も含まれるので すが、これまで私たちは、入寮募集の対象を「東北大学に学籍のある男子学生」に限定してきました。 しかし最近、そうしたあり方は「全ての学生の就学の権利を保障する」という日就寮の掲げる理念に反しているのではないか、という問題提起がありました。そ こから冒頭にあげた「オールジェンダー化」、つまり男子のみではなく、「女子やその他(注1)」にも寮の門戸を開放することが議論に上ってきました。 そして、そのためにはどのような設備や意識改革が必要なのか、他大学の例も参考にしながら議論をしているのが現状です。 【意見募集中】 そうしたなかで、東北大学の内外を問わず、広く社会から日就寮の「オールジェンダー化」について意見を募りたいと考えました。 とりわけ、男子寮という性質上、女性やセクシャルマイノリティの方々からの意見は私たちにとって貴重な意見です。簡単な感想でもかまいません。コメント等 頂けると幸いです。寄せられたご意見は議論に反映させるとともに、後日ウェブなどを通して回答したいと考えております。また、例えば男子寮だった、北海道 大学恵迪寮、京都大学熊野寮、吉田寮は、男女混住をすでに実現しています。 (注1)「男子」「女子」といったとき、この社会では身体的な性と性自認が一致してかつ異性愛者の「男子」「女子」が想定されがちです。しかし実際の世は そんなキレイに分けられるものではなく、同性愛、両性愛、トランスジェンダーなどさまざまなグラデーションをもつものです。そういう多様性を含んだ概念と して、単なる「男女混住」ではない「オールジェンダー化」という語を用いています。
【現状の日就寮】
例えば、意識面から言えば、日就寮には、体育会系的上下関係や一気飲みの強制といった、いかにも男性的な風習こそありませんが、壁には下ネタの落書きが あったり、暑くなれば上半身裸やパンフで寮内を歩いたりと、いわゆる「(異性愛の)男子同士のノリ」が寮内では見られます。 また、設備面から言えば、日就寮は女子が生活することを想定してつくられていないので、風呂やトイレ(「障がい」のある人も含めて)不十分なところが少 なからずあります。今後も改善のために、学内外からの意見を広くとり入れていきたいと考えています。
※寮についての情報はホームページもご参照ください。
〒982-0832 仙台市太白区八木山緑町16-3 東北大学日就寮 nisshuryo@gmail.com
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