2011.02.22 Tue
京都市南青少年活動センターでは、「レンアイリョク向上委員会」という事業があり、主に10代20代の人たちに、恋愛をめぐるさまざまな悩み相談や、性や身体に関わるアドヴァイスをしたり啓発をしています。
山科青少年活動センターには、この2月に、「レンアイリョク向上委員会」が出張し、コーディネーターのあかたちかこさんの相談と、パネル「レンアイするってどんなこと?」の展示を行いました。またそこでは、「向上委員会」作成の、『恋愛向上↑↑ハンドブック』も配布し、多くの若者たちの関心を集めました。
京都府府民生活部男女共同参画課によって、作成されたハンドブックについて詳しくは、こちらをご覧ください。http://www.pref.kyoto.jp/news/press/2010/5/1273106760200.html
相談を通じて気づいたことは、よく分かりあえている友達だからこそ、恥ずかしくて聞けない、言えない悩みを、わたしたちが抱えている、ということです。自分の身体なのに、あるいは、自分の身体だからこそ、分からないこと、気づかなかったこと、知らなかったことがたくさんあります。
また、相談日に偶然居合わせた福祉施設に勤める支援員の方からは、「利用者の方にも性教育が必要と思っているが、なかなか実行するのが難しい。そんなのはいらない、むしろ悪影響だと考えている人もいて、とくに施設の知的障がいのある方にとっては生活の一部なのに、必要なはずなのだけど、なかなか切り込めない分野です」という話を聞きました。
山科青少年活動センターでは、こうした企画を始めて3年目になります。企画を始めた当初は、たとえばデートDVについて、わたしたちに分かりやすく説明したものはほとんど存在しませんでしたが、ようやく、デートDVとはどのようなものなのかが、はっきりと分かるようになってきました。自分を大切にすることと恋愛との関係を、じっくり考え、話し合える場が、これからも多くの若者に提供されることを、わたしたちは望んでいます。
なお、「レンアイリョク向上委員会」は、京都市南青少年活動センターにて、毎月2回の相談を受けています。一人で抱えている悩みがある方は、是非そちらのほうに出かけてみてほしいと思います。
山科青少年活動センターの職員の方のインタビューから、岡野八代が文章を作成しました。
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