エッセイ

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女性の視点からの災害対策ー新しい情報を随時追加しています!!

2011.03.18 Fri

女性の視点からの災害対策情報

新しい情報を追加していきます。

各避難所での生活がすでに始まっています。すべての避難所に今までの経験に基づいた女性の視点からの必要な対策についての情報を届けることが必要です。各避難所で女性たちがつながり、この情報を共有することが必要です。また、避難所運営委員会に、以下のような情報をもった女性が加わることが必要です。

*     *     *     *     *     *

◆◇被災者受け入れ住宅に関する情報サイトのご案内:被災者の方々にお伝えください!

https://spreadsheets1.google.com/ccc?authkey=CNSKkIYP&hl=en&key=tfphNF4clLuQS7j2ZXijY2g&hl=en&authkey=CNSKkIYP#gid=0

~ 想いをつなぐ、府庁NPOパートナーシップセンター~

京都府府民力推進課 地域力再生担当  鈴木 康久

〒602-8570京都市上京区下立売通新町西入

TEL 075-414-4452 Fax 075-414-4230

e-mail:m-suzuki46@pref.kyoto.lg.jp

http://npo.pref.kyoto.lg.jp/npo/top/PrtlRTopMenu.html

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◆◇災害被災地におけるプライマリ・ケア◆
医学書院『JIM』(15巻8号)「特集:災害被災地におけるプライマリ・ケア」が全文無料公開されています

http://ht.ly/4dYsC

◆◇阪神の震災の教訓をもとに◆
妊産婦のために、がんの方の支援、看護ボランティアの知恵袋など 兵庫県立大学看護学研究科がつくったきめ細かな情報集です。
http://www.coe-cnas.jp/

◆◇東日本巨大地震 自動車・通行実績情報マップ◆
http://www.google.com/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011_traffic.html
マップ中に青色で表示されている道路は、前日の0時024時の間に通行実績のあった道路を、灰色は同期間に通行実績のなかった道路を表示しています。
「通れる」≠「安全」なので注意してください、とのこと。

◆◇深刻な精神病院の患者さんたち◆
新聞テレビでは、老人ホームの被災についての報道はしばしばされていますが、精神病院についての報道は忘れられているようです。
鍵のかかった病棟から逃げ出すことができない方々のことが気にかかります。
以下は東北地方の精神科病院マップ
http://www.nisseikyo.or.jp/home/saigai/map.pdf
被災状況の以下の一覧表を見ると、連絡がとれない病院が多くて心配です。
http://www.nisseikyo.or.jp/home/saigai/0307_1700.pdf

◆◇精神科病院の情報をここに◆
国立研究所の部長で、地域精神保健福祉機構代表理事の伊藤順一郎さんから:
外部からの支援を行うために情報の共有は重要と考えこのページを作成いたしました。
http://assertivecommunitytreatment.jp/ph/
誰でも編集できる設定にしてあります。
ご活用いただければと思います。
また、このページに関する情報を、”リカバリーフォーラム”のツイッターに掲載いたしま した。関係者の皆様にもTwitterアカウントを作っていただき、
http://twitter.com/recoveryforum
このアカウントをフォローしていただければと思います。

◆◇ヨウ素についての誤った情報にご注意を◆
国立成育医療研究センターの原田正平さんから:
原子力発電所事故に伴いデタラメな情報が流れています。
放射線医学総合研究所や学会関係者が正しい情報提供を行っていますので、 その情報をきちんと理解して行動して下さい。
ヨウ素を含む消毒剤などを飲んではいけません
http://kodomo-kenkou.com/cretin/info/show/509

◆◇保健師さんの大切さ◆
東大大学院教授の村嶋幸代さんから:
昨晩、岩手の保健師教員から電話がありました。
阪神淡路の震災は瓦礫に人が埋まっていたけれど、津波だと、遺体から衣服が剥ぎ取られて いるそうです。「体が泥まみれで傷だらけ。拭いてあげたいけれど、拭いてあげるための水 が無い!」「目の前で親しい人が流されていく、それを救えなかったという罪悪感がある」 「住民基本台帳から何から失われているので、先ずは、生存者のリストを作る作業が必要」 「生き残った人が、自殺しないために、町の再建が必要」等でした。
一番して欲しいのは、さまざまな物資はもちろん、02地震に伴って生じた火事を消すこと、 *2ベテラン保健師だそうです。阪神淡路も経験したような、現在の保健師が欝にならないよ うに支援できる保健師がほしい、ということです。地区活動が必要な理由は、「住民を知っ ている保健師だったら、遺体の確認もできる。住民と手を携えて、生活を再建していける」 です。

■随時更新しています。「災害と女性」ページ;2011.03.11東北地方太平洋沖地震に際して:

http://www.againstgfb.com/disaster_and_women.html

■災害支援(ボランティア、寄附等)についての情報は次をご参照ください。

http://wan.or.jp/group/?p=880

被災者生活再建支援法http://www.bousai.go.jp/hou/shiensya.html

■反貧困ネットワーク「地震対策チーム」のブログです。http://ameblo.jp/antipovertynetwork

■Gender Disaster Network のソースブック 英語(海外の経験と国連防災計画の推奨事例)

災害とジェンダーに関する現場マニュアル集、グッドプラクティス集などあり。

http://www.gdnonline.org/sourcebook/

(緊急救援の国際協力においては、災害時には女性・女児への暴力は必ず起こるものとして対処することが、今や常識となりつつあることなど)

第46 回(2002年)国連婦人の地位委員会の合意決議(和訳)防災復興に男女が共に参画し、災害時の女性・女児のへの暴力防止・訴追の重要性にふれている。

http://www.gender.go.jp/fujin_chii/chii46-goi-2.pdf

現段階で重要なこと

1)可能な限り、被災者と経済的被害の統計を男女別で把握しておくこと。(今後の支援や復興に意味ある資源配分をするために不可欠だが、なぜか死者数は報道されてもその性別は報道されない。阪神淡路では高齢者女性の死亡率は男性より非常に高かった。)

2)避難所での役割分担として、女性に子供や高齢者の世話が当たり前のように任されるようにしないこと。(労働負担が増えることで女性が政策決定にかかわる余力が減ってしまい、避難所を離れられないため職場復帰も遅れ、ストレスが集中する。)

(文責)江藤双恵

■「わたしの防災力ノート」男女共同参画センター横浜南

http://www.women.city.yokohama.jp/pdf/bousainote2.pdf

■「災害と女性」情報ネットワーク (ウィメンズネット・こうべ)  ←充実しています

http://homepage2.nifty.com/bousai/index.html

■参画プラネット「女性と防災」事業 記録

http://sankakudo.net/project&report/bousai/bousaiproject.html

■「避難所生活での工夫」/「女性の視点からの防災対策のススメ」(大分県生活環境部県民生活・男女共同参画課)

http://www.againstgfb.com/disaster_and_women.html

以下、大分県パンフからの抜粋です。

もしもあなたの地域で災害が起こり、 避難所生活を余儀なくされたら…

避難所では、限られた空間で多くの人々が集団で生活を することになります。被災者が、更なる二次災害を受けることがないよう、次のような工夫を図ることが必要です。

●一人暮らしの女性や 高齢者 ・ 障がい者 、乳幼児のいる家族等の 被災者の状況に応じ、 間仕切りをするなど の配慮を行い、快適な居住スペースの確保 に努めましょう。

●仮設トイレの設置にあたっては、特に女性や子どもの安全・安心に配慮した場所や通路を確保しましょう。

●男女別の更衣(又は化粧)スペースを用意しましょう。

※女性用化粧室には、鏡や女性用品を準備しておくと便利です。

●女性用洗濯物の干し場を確保しましょう。

●乳幼児のいる家族に配慮した授乳スペース・育児スペースを確保しましょう。

●女性や子どもへの暴力を防止し、心身の健康を守るために、女性や子どものための相談窓口を設置しましょう。

※過去の大震災では、女性や子どもに対する暴力 (ドメスティック・バイオレンス、性犯罪等)が増加したという調査報告があります。

●イベントの開催や、誰もが利用できるフリースペースを確保し、心身のリフレッシュやストレス解消を図りましょう。

このような空間を確保することで、被災者同士のプライバシーや、特に女性の安全・安心が守られることになります。

みんなで共同して作業をしましょう

阪神淡路大震災や新潟中越地震などの過去の災害発生時の経験では、男性は早い段階で職場へ復帰する一方、不便な生活環境の下での家事や育児などの家庭的責任に対する負担 が、女性に集中してしまいました。このような事態がおこらない よう、避難所内外での作業をみんなで共同することが重要です。具体的には、次のような作業が考えられます。

●食事の準備や片づけ

●物資の配布等

●共有スペースやトイレの掃除

●ゴミの処理

●行政との連絡

●防犯(見回り)

●イベントの企画及び開催

●家の後片づけなどの復旧作業 など

みんなで作業を共同することで、被災者がお互いの活動を評価し、尊重しあえるようになります。

男女のニーズの違いに的確な対応をしましょう

刻々と変化しつつある状況に柔軟に対応していくために、常に被災者のニーズを把握するよう努めましょう。  避難所の運営のあり方を決める際にも、被災者の声を幅広く聞き入れることができるような工夫をしましょう。

●避難所運営には、男性と女性の責任者を配置しましょう。

●生活者の視点に立ったニーズが把握できるよう女性の意見を積極的に聞きましょう。

●避難所生活や生活再建などの問題でストレスを抱えた人々のために、避難所内に各種相談窓口や意見箱を設置しましょう。

●被災者が求める情報が正確に、避難所のすべての人にわかりやすく伝わるよう、伝達方法を工夫しましょう。 特に、移動が困難な人や視覚・聴覚障がい者の人などに対する配慮をしましょう。

●女性が日頃から培ってきた地域の人的ネットワークや ご近所づきあいなどの地域コミュニティを活用し、被災者の安否確認や避難所での声かけを行いましょう。

共同作業のポイント

● 個人の能力・才能・特技を生かしましょう。

● 一つの活動(作業)において、性別が偏らず、 男女がともに活躍できるようにしましょう。

● みんなが公平に作業を行えるようローテー ションを組みましょう。

● 日中、夜間、休日等いろいろな時間帯に対 応できるようにしましょう。

■日本産科婦人科学会が妊婦向けに情報を提供し始めました。妊娠中の方、乳幼児のいる方のための放射線被害にかんする情報です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110316/t10014712821000.html

カテゴリー:震災

タグ:東日本大震災