2011.07.10 Sun
片付けられない!
白状します。わたくし、片付けられない女です。
平均的なサラリーマンですら一年間に150時間も探し物に費やすとか。私は一体これまでどれほどの時間を費やしてきたのか!
小さい頃、「物がなくなったら高いところから見渡せば見つかるんだよ!」と豪語していましたが、つまり床の上にものが散乱していたということなんですよね(しかも探し物は大抵見つからない)。
会社で「整理整頓」に関するミーティングがあった際、資料に「良くない例」として挙げられていたのは、資料山積みでファイルが周囲の床まで侵食している、私の机の写真でした。「Aさん」と匿名にされていたものの、参加者全員が私の机の惨状を知っていたため一斉に「にやにや」という視線が飛んできました。
結婚前に私の部屋で、夫に「場所さえ教えてくれれば俺が片付けるから!」といわしめたこともあります。
それでも「私は片付けられない性格なんだから仕方ない」と開き直っていました。
しかし、今住んでいるのは大きな集合住宅。同じ住宅内にたくさんのママ友がいますが、同じ造りのはずなのになぜかどのおうちもすっきり。それに対し、うちは4部屋あるうちの2部屋がぎゅうぎゅうの物置状態。これはヤバイと思い立ち、人生初の能動的お片づけに取りかかりました。
お片づけ変遷
最初に夢中になったのは「収納」です。探せばでてくる細かい隙間に、ぴったりの大きさの収納グッズを見つけては狂喜し、100円ショップのグッズをDIYして美しく収まっている姿を見てはうっとり。しかし・・・根本的に物が多過ぎたため大部分の物は出っ放し、部屋は全く片付きませんでした。
次にやってきたのは断捨離ブーム。「人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れよう」という考えに飛びつき、不要なものを捨て、捨て・・・「でもこれは人から頂いたものだし」「これはちょっと好きだし」・・・と結局捨てきれず、ややすっきり程度で終了。断捨離のコンセプトが理解しきれなかったようです。
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こんな私にぴたっとはまったのが「人生がときめく片付けの魔法」でした。ベースは「自分がときめくものだけ周りに残す」という考え方。これが楽しい!既に断捨離は済んでいたにも関わらず、そこからたった数時間、洋服だけでごみ袋2袋分を手放せました。本・書類も、ダンボール2箱分を寄付(東日本大震災を支援するbooks for japanプロジェクト:http://www.booksforjapan.jp/action/)、その他にごみ袋2袋分を処分できました。
何がよかったのか。私に響いたのは「決断力」と「自己肯定感」でした。
決断力
著者は言います。「モノを捨てることは自分の価値観で判断をしていく経験の連続。モノを捨てることによって、決断力が磨かれていきます」。
私は以前から「何でもいいよ」という言葉を多用していました。自分に自信が持てず、他人に判断を委ねていたのです。それは他人を尊重していたのではなく、責任回避していただけでした。
しかし子育てはそのような甘えは許してくれません。毎日が「自分の」決断の連続。わが子の成長は決して他人のせいにはできません。
長女が1歳を過ぎ、「わんわん」などの可愛らしい言葉がようやく出始めたばかりの頃です。座って遊んでいた彼女が立つとき、突然発した言葉は・・・「どっこいしょ!」。私の口癖だぁ!
子は親の鏡。自分の言動がダイレクトに反映されるし、私の決断が子どもに大きな影響を与えます。決断力は訓練して伸ばすことができるもの。部屋が片付き、その上決断力が伸びるなら、試す価値あり!
実際「ときめきお片づけ」を実践していると、自分の決断が徐々に早くなっていくのを実感します。
自己肯定感
「自分がときめくものだけ周りに残す」とは、自分を大切にすること。合わないものを、ただもったいないと使い続ければ、自分の価値を下げていくことになります。
「自分には価値がある」と考え、そう振舞うことは重要です。自分が自分を扱うように他人は自分のことを扱うのですから。
とはいえ、私も「謙譲の美徳」を子ども時代から教えこまれている大和ナデシコ(一応)。「自分ステキ!自分大切!自分には価値がある!」なんてなかなか思えません。そんな時、強い味方となってくれるのが子どもです。
どんなに自信が持てない自分でも、我が子は無条件に愛し、「お母さん大好き!」というあったかい言葉をたくさんプレゼントしてくれます。その言葉を聞くだけで、ほわわ~と幸せな気分になり、自己肯定感が得られます。
相互作用
育児がお片づけのモチベーションとなり、お片づけや子育てを通して決断力が付き、自分に自信が持てるようになる。
この「お片づけ」と「子育て」の相互作用を糧に、「片付けられる女」への脱皮を図ります!
宇宙マメ知識
もうすっかり夏!ダイエット、エクササイズの文字が頭をかすめる季節です。
宇宙飛行士の皆さんはどのような運動をして、体型をキープしているのでしょうか?
宇宙飛行士は、宇宙ではなんと毎日2時間もの運動をしています!
地上では重力があるため、常に筋肉は緊張し骨にも力がかかっています。ところが宇宙では重力が作用しないため、体は怠けた状態で、筋肉が衰えたり骨がもろくなったりするのです。
それを避けるには、重力があるときと同じ様な条件を体に与えることが必要。このためには適度な運動が効果的なので、宇宙飛行士は運動器具を使って毎日運動するのです。
最近私も「片付けられない」お肉が気になって運動を始めました。1日たった10分、週3回のトレーニングですが、スラリとしたボディを目標に掲げても続けるには根気がいります。
1日2時間の運動というノルマをこなし、ようやく体を「維持」するだけとは・・・宇宙で暮らすのはやっぱり大変です。
カテゴリー:asukaの育児休業日記
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