2011.07.25 Mon
せっかく中身をばらしてきたので、もうちょっと、パーツをはずしてみることにしました。なにしろ、パソコンを動かすおおもとのCPUの顔を見たかったし、、、。
LANボードがはずれました。あぁ~、やっぱりハンダが、、、。(ここのところ、ハンダを見ると、ハンダだ、とつぶやかずにはいられない私、、、、^^)
それから、光学ドライブ。
ヒートシンクがなかなか取れなかったけど、えいっとやったらはずれました。あんまり埃だらけなので、洗いました。
そして、いよいよ、CPUの登場! あれ? 小さい、、、、。そうか、こんなものなのか、と納得。真ん中の小さいの(指先くらいの大きさ)が本体で、ダイと言います。まわりの緑色の板状の物はパッケージです。ダイが小さいので扱いやすいようにこの上に載せてあります。インテル、入ってる♪♪ と独り言を言いながら、眺めます。メーカー製の量産品は、割安なのを使っているとか聞いたことがあるので、これもそういう類なのでしょうね。
もっと解体したいのですが、一体成型のようになっている部分があって、はずれません。もうちょっと置いておいて、次回、挑戦しようかな、と思っています。長い時間、こういうものと格闘する根気がないのですよね。やっぱり、不案内な世界です。
では、次は、CUIとGUIのお話を少し。思い出したことがあるので、その思い出話から。
今では、パソコンを触る人は、皆、マウスを動かしてポインターでアイコンをクリックします。それが当たり前になっていますよね。これをGUIと言います。Graphical User Interfaceの略です。
昔のMS-DOSを使っていた人は覚えていらっしゃるでしょうが、パソコンとは、キーボードでコマンドを入力して、操作するものでした。それをCUIと言いまして、Character User Interfaceの略です。やりたい操作の命令をキーボードで文字入力して、画面上に文字表示させ、パソコンを操作するのです。削除したいときは、「delete」と入力するなど、命令に応じて、決まった文字列を入力します。
私は、CUIの操作しか知らなかった頃、MacのGUI仕様を見て、「なんじゃ? これは」と思った経験があります。
1990年代初め、勤めていた会社でPCを新規に購入するとき、私が主に使うので、契約している会計士さんと一緒に日本橋の電気屋さんに行きました。
電気屋さんに到着すると、その会計士さんは、嬉々として子どものようになり、Macのコーナーに私を連れて行って、
「ね、ね、こうなるんですよ、ほら」と、デスクトップの画面を見せます。なんか、イラストがいくつか並んでいて、私にはおもちゃみたいに見えました。それで、そのまま、
「なんか、おもちゃみたいですね」と言ったと思います。すると、彼は、ますます嬉々として、
「そうそう、おもちゃみたいでしょ」と、ごみ箱のアイコン(当時は、そんな言葉も知りません)を示し、マウスを動かして、(マウスも初見)、ポインター(私には矢印が画面上を動くわけのわからないマークでした)をごみ箱にすべらせて、
「ね、ここに捨てるんです」と大喜び。
「それって、delete のことですか?」と、怪訝なまま聞きます。
「そうそう、delete と同じ操作です」と、はしゃぐ彼に、
「delete って、打てばいいんじゃないですか?」と、全然気に入っていない私。
「打たなくていいんです。ここにこうやって、持って行けばそれで削除されるんですよ~」と、ますますハイになる彼。
「ねっ、おもしろいでしょ? 欲しいなぁ」とウキウキし続ける彼について、しばらく店内を回りました。
「私、今まで通りのでいいんですけど、、、」と、ノリの悪い私が言いますと、
「まぁ、今回は、会計ソフトを使うのに一番向いているのを買うんですから、dynabook にした方がいいんですけどね」と、彼も素面に戻って(あ、もともと素面なんですが、私には酩酊しているとしか思えないのでした)、結局、dynabook を注文して帰りました。今思えば、もうちょっとノリがよくてもよかったのでしょうが、当時は、マウスを操作してアイコンで処理するなんて、初めて見ましたし、もう、さっぱりわけがわからなかったのでした。見たこともないものを初めて見せられて、それまで慣れていたものから切り替えないといけない、という予感がちょっと私をめんどくさい気分にしていたと思います。初めて見たそのアイコンの行列に、いらっとしていました。
でも、今はアイコンをマウスで操作するのが当たり前。隔世の感があります。windowsは、今でもCUI機能を残していて、コマンド操作(命令を文字入力して操作)をすることができます。すべてのプログラムから入って、アクセサリーをクリックしますと、コマンドプロンプトというものがありますが、これを立ち上げますと、コマンドを入力する画面になり、キーボードだけですべての操作ができます。
今でも、ごくたまにコマンドプロンプトを使いますが、使うたびに、パソコンを手ほどきしてくれた人とのやり取りが思い出されて、胸がきゅっと痛くなります。もっと真面目な生徒だったらよかったのに、当時の私は不真面目で、ちゃらんぽらんで、(あ、PCに対して、ね)、自分の要るところだけつまみ食いするようにして、パソコンを使っていたのでした。やがて私も三途の川を渡って彼に会えた時には、パソコン話で盛り上がれるように、もうちょっとちゃんと修行しよう、と思ったりする瞬間です。
それから、古いパソコンのハードディスクはどうして捨てたらよいのか、と質問をいただきました。簡単です。物理的にこわせばいいようです。データを消したつもりでも、再生されちゃうおそれがありますから、金槌でガンガンたたいたりして中の円盤をこわすといいのです。私も先月取りだしたハードディスクのデータをDVDに移したら、こわして捨てようと思います。
いくつか、質問をいただきましたので、追々に調べてお伝えしたいと思います。
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