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男性稼ぎ主モデルを前
提とした20世紀型の福祉国家は、もはや時代にそぐわなくなっている。共働きと雇用の不安定化を前提として、そこに現れるリスクに対処できるよう福祉国家の刷新が必要だ。先進諸国は「社会的投資国家」へと変革を進めることで、現代の貧困に対処しようとしてきたが、日本はどうだったのか?
本書は、オランダ、フランス、イギリス、韓国、日本における社会的投資の実践を振り返り、そこでの教訓をもとに、日本で実施すべき方向性を打ち出す。新しいリスクを回避できるように、未就学教育をはじめとする教育機会の拡大を通じて<個人>を支えると同時に、<つながり>を築くことで安心・信頼できる社会の構築を目指すことを提言する。
あえて「社会への投資」というタイトルにしたのは、「人への投資」だけでは不十分であり、「社会」「つながり」「連帯」を意識的に築き上げる必要性を訴えたかったからだ。また、「社会への投資」の核心にジェンダー平等があることも指摘している。
執筆は三浦まり、大沢真理、宮本太郎、井手英策、駒村康平、水島治郎、金成垣、濵田江里子、千田航。
https://www.iwanami.co.jp/book/b352584.html