敗戦直後の焼け野原で始まった中学校で、大村はま(1906年~2005年)という国語教師は、疎開先からの荷物にあった古新聞を切り取って教材を作り、百人の生徒に一つずつ配った。
 すると「犬ころ」のようだった生徒が床や壁に広げて取り組み始めた、その時の感動を次のように書いています。「いかに伸びたかったか」「いかに何かを求めていたか」「与えられた教材が自分に合っていて、それをやることがわかれば、こんな姿になるんだな」(大村はま『教えるということ』)

 私たちは、言葉を学び言葉を使いながら「人間」になり、「個人」となり、「自分」として生きていけるようになるのではないでしょうか。
言葉を使いながら「自分」をさがし、「自分」をつくり出しているのではないでしょうか。
国語教師だった私は、そのような思いで、『自分らしく生きるための言葉を紡ぐ文章表現ノート』という本を書きました(https://wan.or.jp/article/show/9750)。

 そして次は、この本をもとにして、受講者に合わせた授業やワークショップなどができないかと考えています。
このような試みを実践できるところを探しています。

情報やアドバイスなどがございましたら、下記連絡先までお願い致します。
また、拙著『自分らしく生きるための言葉を紡ぐ文章表現ノート』についてのご感想やご意見などもお寄せいただければ幸いです。
     連絡先:jibunrashiku.2021.6@gmail.com(落合容子)