2011.06.01 Wed

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まちのいぬといなかのかえる (大型絵本)

訳者など:モー・ウィレムズ ()

出版社:岩波書店

 完璧な絵本です。  春。  町の犬が田舎へやってきて、田舎のカエルと友達になります。田舎のカエルは田舎の遊び(といってもカエルのですが)を犬に教えます。  夏。  今度は町の犬が町の遊び(といっても犬のですが)をカエルに教えます。  秋。  今度はどんな遊びをしようとワクワクな犬。でもカエルはもうちょっと疲れている。春と夏の思い出を二匹で語ります。  冬。  町の犬は勇んでカエルがいたいつもの岩へ。でも、もうカエルはいません。  そして、次の春。  しょんぼりしている犬に、リスが声をかけ……。  出会い、好きになるということ、別れ、そしてそれでも巡る季節が、たった一冊の中に、丸ごと語られています。  ジョン・J・ミュースの絵は、季節を強調することなく、季節に溶け込んで見事。

カテゴリー:こども 教育 / 芸術 / ちいさかったわたしといまちいさいあなたへ贈る本棚 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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