2011.06.10 Fri

41p80hwiByL._SL160_

ぼくの!

訳者など:マチルデ ステイン ()

出版社:光村教育図書

 メレルが自分の部屋で眠ろうとすると、ベッドに子どものおばけが。このおばけくん、何でもかんでも「ぼくの!」って一人占めするわがまま少年です。  そんなおばけくんも、メレルと親しくなっていくうちに段々、「ぼくの!」より、一緒の喜びに気づいていきます。  このおばけを何と見るかは、読者それぞれにおまかせとなっていますけれど、「育つ」ということが、「コミュニケーション力」の意味であるのを巧く伝えています。  ミース・ファン・ハウトの絵は、まず、表紙の琺瑯のような質感の赤が素敵。中はメレルとおばけの関係性の変化がわかるように、丁寧に二人を配置しています。

カテゴリー:こども 教育 / 家族 / ちいさかったわたしといまちいさいあなたへ贈る本棚 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

コメント

※コメントをするにはユーザー登録をしてください。ユーザー登録がまだの方はコメントの閲覧のみできます。ユーザー登録

※ユーザー登録済みの方はログインしてください。