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プリンセススクール1 お姫さまにぴったりのくつ 上
2011.08.15 Mon
プリンセススクール1 お姫さまにぴったりのくつ 上
訳者など:ジェーン・B・メーソン&セアラ・ハインズ・スティーブンス ()
出版社:徳間書店
全4巻。といっても上下巻の物語が二つで、どれも120ページほどのソフトカバーですから、本当は2巻をイマドキに合わせて薄くしたのかもしれません。 それはともかく、お姫様物にスクール物をくっつけたおいしいとこ取り作品です。 なにしろ、シンデレラと眠り姫と白雪姫とラプンツェルが新入生として出会って、親友になるのですから、阪東妻三郎、嵐寛寿郎、月形龍之介、片岡千恵蔵が集まったようなもんです。 シンデレラと眠り姫と白雪姫のキャラはディズニーアニメ系。書かれた当時まだアニメ化されていませんでしたから、ラプンツェルはオリジナルキャラです。 おもしろいのは、前三者のディズニーアニメキャラは、受け身でナンボ(シンデレラはさほどでもないが)のしょーもない女の子たちですが、彼女たちが親友になってしまうので、そこにシスターフッド的ノリが生まれざるを得ず、プリキュアほどではないにしろ、連帯感の喜びが描かれています。しかもラプンツェルはオリジナルキャラですからもう、元気全開!
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