少年口伝隊一九四五
2013.12.13 Fri
少年口伝隊一九四五
訳者など:井上 ひさし ヒラノ トシユキ ()
出版社:講談社
ずっと非戦・反戦のための作品を書き続けた井上による、ヒロシマと子どもの物語。 被災後、中国新聞は発行できないために、人々によって情報を伝えました。それが口伝隊です。 口伝隊となった少年もまた被爆しており亡くなっていきます。 そしてヒロシマのもう一つの災害に見舞われます。戦後三大台風の一つ、枕崎台風です。 井上の視線は、原爆だけではなく台風にまで届いています。それは、原爆ヒロシマという断片だけではなく、ヒロシマ、いや広島の人々を描かないことには、戦争を捉えることはできないと信じていたからです。 とても押さえられた言葉。質素ともいっていい言葉たちが私たちの前にあります。
カテゴリー:平和 戦争 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ
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