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京都

正義とグローバル社会--日本軍「慰安婦」問題から考える

イベントURL: http://global-studies.doshisha.ac.jp/images/pdf/2011-11-30.pdf
主催者: 同志社大学グローバル・スタディーズ研究科・共催「女性・戦争・人権」学会
主催者URL; http://global-studies.doshisha.ac.jp/index.html
開始日時: 2011年11月30日 (水) 03時00分
終了日時: 2011年11月30日 (水) 03時00分
会場: 同志社大学今出川キャンパス博遠館 201番教室
会場URL: http://global-studies.doshisha.ac.jp/others/access.html
連絡先: 同志社大学グローバル・スタディーズ研究科 tel: 075-251-3930
登録団体:
パンフレット:
詳細: シリーズ「グローバル・ジャスティス」第19回

講師 岡野八代

正義とは西洋政治思想史の文脈では、古い慣習や道徳から離れて、第三者の立場から公平・平等に人々を扱うこと、「等しい者を等しく、等しくない者を等しくなく扱うこと」と定義されてきました。そして、この定義は「普遍的」だと考えられてきました。ところが、正義の女神に象徴されるように、正義は時に残酷で、声なき者の声には耳を傾けないこともあります。また、世界の悲惨な歴史、現在の格差を考えれば、正義など存在しないといいたくなるのが現状です。本レクチャでは、正義とグローバル社会との関係に触れながら、日本軍「慰安婦」問題を具体例に正義を為すとは何を為すことなのかについて、みなで考えてみたいと思います。

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科では、連続セミナー「グローバル・ジャスティス」を開催いたします。このセミナーは、現代世界が直面するさまざまな課題における「ジャスティス」の問題を、講師が自らの視点で語っていくものです。したがって、どのような視角で、何を問題としてジャスティスを論じるかは講師にゆだね、主催者は一切の方向性をあらかじめ規定いたしません。ジャスティス(正義)という言葉のもつ多義性や問題性もふくめて、多様な議論の場として提供していくものです。