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広島

「『女』にとって〈美〉とはなにか─美の秩序? 資本化? 規範の変容?」日本女性学会大会シンポジウム(大会は6月1日~2日)

イベントURL:
主催者: 日本女性学会
主催者URL; http://www.joseigakkai-jp.org/
開始日時: 2013年06月01日 (土) 13時00分
終了日時: 2013年06月01日 (土) 16時30分
会場: エソール広島 広島市中区富士見町11 番6 号
会場URL: http://www.essor.or.jp/
連絡先: http://www.joseigakkai-jp.org/
登録団体:
パンフレット:
詳細: ◆◇日本女性学会大会◇◆

◇シンポジウム: 「女」にとって〈美〉とはなにか─―美の秩序? 資本化? 規範の変容?



日時:6月1日(土)13 時〜 16 時半(予定)

会場:エソール広島 広島市中区富士見町11 番6 号

http://www.essor.or.jp/annai/access.html


参加費:会員:500 円 非会員(常勤):1000 円  非会員(常勤以外):500 円




◇大会日程:

1日目 6月1日(土)13 時〜 16 時半 大会シンポジウム、その後総会、懇親会

2日目 6月2日(日)9時半〜 15 時(昼食休憩を一時間ほど含みます)                    









【大会シンポジウム詳細】



◆「女」にとって〈美〉とはなにか─美の秩序? 資本化? 規範の変容?◆


パネリスト:西倉実季さん、合場敬子さん、金子由美子さん、水無田気流さん

コーディネーター:千田有紀・荒木菜穂





◇趣旨説明◇  


女にとって美とは何だろうか。美の規範について語ることは、一般社会においてはある種の「タブー」でもある。しかし女性学の分野では、女性と美についての長い議論の歴史が存在してきた。たとえば、駒尺喜美編の『女を装う』では、女がまさに「女」を装わされていること、そして副題の「美のくさり」にみられるように、その美の規範が女自身を縛り付けていることが実体験と照らしあわされながら論じられている。美の規範から逃れることはとても難しい。田中美津が「化粧が媚なら素顔も媚」といったように、装わないこと自体が若さや美しさの誇示にすらなりえるからだ。女の身体は、つねに美の視点から評価される対象物となってきた長い歴史をもっている。  




現代社会において美というものは、私たちをますます縛り付けるものとなりつつある。おそらく女のみならず、男をも縛りつけているという方向で、美の規範はますます範囲を広げ、強さを増している。さらにいえば、グローバリゼーションのなか格差が拡大していくなかで、「能力」というもの自体の概念が変容している。そのような社会状況において、美そのものが「資本」として機能し、格差の拡大に寄与している側面があるのではないか。その一方で、身体に対する感覚も変容してきている。アイデンティティの一貫性に疑問をもつひとのなかには、まさに身体が「借り物」であるという感覚が出現している。コスプレや身体加工も盛んである。そしてもちろん、お洒落はわたしたちの生活を潤す、楽しみでもあることを忘れてはならない。さらにわたしたちが能動的に身を飾ることによって、押しつけられた美の規範を揺るがすことも可能である。しかしその揺らぎもまた、さらなる美の秩序によって、さらにまた揺るがされることもあるだろう。これらをひっくるめて、私達の身体はいわばひとつの戦場と化しているといってもよいかもしれない。  





今回のシンポジウムはこのような問題意識から、女と美について率直に、多角的に検討することにした。シンポジウムを受けてのワークショップも開催する。ぜひとも活発な意見交換を求めたい。









会場へのアクセス :

エソール広島 広島市中区富士見町11 番6 号 広島駅からタクシーで約7 分、バス・路面電車等で15 分~ 20 分 《バス》「富士見町」「田中町」「宝町北」下車 《広電電車(路面電車)》5 番線 比治山線 「比治山下」下車 *少し歩きます。    



詳しいアクセスは

http://www.essor.or.jp/annai/access.html


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