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東京

「生殖における技術と社会」✩ 第2回「韓国社会で『子どもを産むこと』・『子どもをもつこと』」

イベントURL: https://www.facebook.com/events/468985339887584/
主催者: 「東アジアの生殖における技術と社会」研究会(2013年度一橋大学大学院社会学研究科博士課程助成金プログラム)
主催者URL; https://www.facebook.com/repro2014
開始日時: 2014年01月21日 (火) 18時00分
終了日時: 2014年01月21日 (火) 21時00分
会場: 一橋大学東キャンパスマーキュリータワー低層棟4F3406
会場URL: http://www.hit-u.ac.jp/
連絡先: tel:080-7024-6169 Email:repro2014.hit@gmail.com
登録団体:
パンフレット:

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詳細:  第2回「韓国社会で『子どもを産むこと』・『子どもをもつこと』」
 講師:洪賢秀さん(東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター特任助教)

 韓国の合計特殊出生率(Total Fertility Rate)は、1960年6.0人、1970年4.53人、1980年2.83人、1990年1.59人、2010年1.23人と急低下をみせており、日本の1.39人より低く、OECD加盟国のなかで最下位となっている。
 本講義では、日本同様に少子化問題を抱えている韓国社会で「子どもを産むこと」また「子どもをもつこと」の意味について、次の2つに着目して考えたい。ひとつは、韓国政府が1961年から1996年まで、35年間にわたり推進してきた家族計画事業である。この人口抑制政策としての家族計画事業は、一見、短期間で目標を達成したかにみえるが、韓国社会に大きな歪みをもたらした。それは、1980年代半ばから次第に見せはじめた新生児男女比の不均衡であり、将来、深刻な結婚難を招くことが予想され、社会問題までに発展した。もうひとつは、新生児男女比の不均衡をもたらした背景にある生殖医療技術の登場とその受容過程である。韓国社会の生殖医療の現状をふまえ、そこに見え隠れする諸問題とは何か、また、「子どもを産むこと」・「子どもをもつこと」の社会的意味づけについて考察する。