イベント情報

戻る

愛知

フェミニズム運動と反貧困運動

イベントURL: http://www.igs.ocha.ac.jp/jaffe/program/index.html
主催者: 日本フェミニスト経済学会
主催者URL; http://www.igs.ocha.ac.jp/jaffe/program/index.html
開始日時: 2014年07月26日 (土) 13時00分
終了日時: 2014年07月26日 (土) 17時15分
会場: 名古屋大学野依記念学術交流館
会場URL: http://www.rcms.nagoya-u.ac.jp/access.html
連絡先: jaffe.board@gmail.com
登録団体:
パンフレット:

ダウンロードする

詳細: 2014年度日本フェミニスト経済学会大会

13:00~共通論題「フェミニズム運動と反貧困運動」


   *自由論題は10時開始予定です。

座長・司会 藤原 千沙(法政大学)


1.湯浅 誠(社会活動家・法政大学)「運動と政治の間」

2.湯澤 直美(立教大学)「“子どもの貧困”とフェミニズム」

3.伊田 久美子(大阪府立大学)「女性学・女性運動における貧困・階層問題」


討論者: 申 琪榮(お茶の水女子大学)、 大森 順子(子ども情報研究センター)



趣旨説明
 ウーマンリブやフェミニズムをはじめとして、これまで女性たちが中心となって切り開いてきた社会運動は、女たちの暮らしの現実を出発点として、その理不 尽さや怒りに声をあげることからはじまった。社会変革を求める運動は、実態や構造を明らかにする研究を生み出し、変革のために必要な政策を求めて政治へと つながった。ただ、さまざまな利害関係者の調整の集積である政治過程では、社会運動の要求がそのまま実現することは難しく、具体化した政策の是非や賛否を めぐり、運動の分裂や対立を引き起こすことがある。「男女雇用機会均等法」「男女共同参画基本法」などジェンダー平等を推進するとみられる法律も、現実の 運用や政治的背景を含めて、その評価は女性たちの間でも異なっている。
 2000年代半ばから広がった反貧困運動も、経済格差や貧困の実態を明らかにする研究と、その変革を求める当事者や支援者の運動が結びつき、必要な政策 を求める政治へつながった社会運動である。「パーソナル・サポート」「よりそいホットライン」「生活困窮者自立支援法」「子どもの貧困対策推進法」など、 具体的な制度・政策・法律に結びついたが、その評価はこれからであり、社会運動と政治参加をめぐってもさまざまな意見がある。
 日本フェミニスト経済学会2014年度大会では「フェミニズム運動と反貧困運動」を共通論題に設定した。議論したい論点は、第一に、≪運動≫≪研究≫≪ 政治≫をどのようにつなげるか、その限界や実践における課題である。第二に、フェミニズム運動と反貧困運動はどのような関係にあるか、連携や共闘のあり方 についてである。第三に、社会運動の経験を次世代にどのように伝えるか、世代間継承の問題である。
フェミニスト経済学は、既存の学問におけるジェンダーバイアスを問うことから発展した学問であり、既存の社会構造を問い直す社会運動と切り離して 考えることはできない。社会変革を求める社会運動をより広げるために必要な反省や課題を率直に議論しながら、当学会の役割や課題を考えたい。

* * *

参加費:会員 2000円, 非会員3000円(学生・非正規等は2000円)
共催:名古屋大学国際言語文化研究科 
後援:公益財団法人 東海ジェンダー研究所
協賛:お茶の水女子大学ジェンダー研究センター(IGS)