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セックスワーク・サミット2014@渋谷・壱「ぼくらが性を買う理由 ~性風俗・買春にお金を払う『名前の無い男たち』のリアル~」

イベントURL: http://www.whitehands.jp/20140713.html
主催者: 一般社団法人ホワイトハンズ
主催者URL; http://www.whitehands.jp/menu.html
開始日時: 2014年07月13日 (日) 13時15分
終了日時: 2014年07月13日 (日) 17時00分
会場: 東京都渋谷区
会場URL:
連絡先: m@whitehands.jp
登録団体:
パンフレット:
詳細: ●今回のサミットの開催趣旨


 セックスワークの世界の「真の主役」である、「買う男」の心理と論理を可視化し、その背景にある問題を明らかにする。



 性風俗や売春の世界は、一般的には「女性が、自分の裸を男性に売る」世界だと考えられている。

 しかし、その実態は、「男性が、女性の裸を、男性に売る」世界であり、売るのも買うのも男性である。

 それにもかかわらず、性風俗や売春が社会的に問題化される際に、「主役」である男性側にスポットライトが当たることは非常に少ない。


 性産業で働く女性に対しては、好奇心に基づく根掘り葉掘りの動機探しや、道徳観念に基づくバッシングなどの社会的制裁が浴びせられるが、性産業を利用する男性に対しては、ほとんど焦点が当てられていない。昔から指摘されていることだが、こうした状況は、今に至るまでほとんど変化していない。


 この世界では、男たちは、名前の無い匿名の存在、透明な存在なのだ。

 名前の無い存在であるがゆえに、セックスワークの世界において、男性の存在はそもそも問題化されないか、あるいは「搾取する側」「加害者」といった、分かりやすい批判対象として単純化されるのみに留まってきた。

 今必要なことは、こうした「匿名化の罠」や「単純化の罠」に陥ることなく、買い手としての彼らの心理と論理、それぞれのリアルを見つめ、その背景に隠されている問題点を、一つずつ可視化していくことだろう。


 今回のサミットでは、セックスワークの世界の真の「主役」である、「買う男」に焦点をあてる。

 性産業を利用する男性の世界に造詣の深いゲストをお招きして、性を買う「名前の無い男たち」のリアルを分析し、そこから、セックスワークの社会化を実現するための処方箋を見出したい。




●お招きするゲスト・取材協力者の紹介



◆ゲスト:工藤隆男(くどう・たかお)さん

 巨乳風俗サイト『東京トップレス』主宰。巨乳評論家。

 インターネット黎明期の1995年、国内初のアダルトサイト『東京トップレス』を立ち上げる。
 性風俗の世界には、「買う男」=客としての立場で約30年間、「客を呼ぶ男」=風俗サイト運営者としての立場で約20年間にわたり関わっている。全国各地の風俗街、海外の風俗事情に造詣が深い。



◆取材協力:鈴木大介(すずき・だいすけ)さん

 地下世界取材13年のルポライター。犯罪者の加害者取材を軸に「犯罪現場の貧困問題」をルポし続ける取材記者。

 著書に『家のない少女たち』、『援デリの少女たち』(宝島社)、『家のない少年たち』(太田出版)、 『出会い系のシングルマザーたち』(朝日新聞出版)など。モーニングで漫画『ギャングース』ストーリー共同制作を担当。

*会場にて、鈴木さんへのインタビュー資料を配布いたします。鈴木さんご本人の登壇はありません。