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兵庫
2014年度第3回先端研セミナー
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イベントURL: | |
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主催者: | 関西学院大学先端社会研究所 |
主催者URL; | http://www.kwansei.ac.jp/i_asr/ |
開始日時: | 2014年12月04日 (木) 17時00分 |
終了日時: | 2014年12月04日 (木) 19時00分 |
会場: | 関西学院大学上ケ原キャンパス社会学部棟101教室 |
会場URL: | |
連絡先: | 関西学院大学先端社会研究所 Tel: 0798-54-6085 |
登録団体: | |
パンフレット: | |
詳細: | 本年度の第3回先端研セミナーを次の通り開催いたしますのでご案内いたします。 多数の皆様のご参加をお待ちしております(一般公開・入場無料)。 報告者:上野 千鶴子 氏(立命館大学特別招聘教授) 題目:「安倍政権『女性活用』の本気度」 日時:2014年12月4日(木)17:00~ 場所:社会学部101教室(関西学院大学上ケ原キャンパス) 概要: 安倍政権は、それまでの保守的な家族観を忘れたかのように、このところ「女性活躍」 に積極的である。「活用」した女性閣僚たちは、政治資金の不正や公職選挙法違反で辞職し たり、そろって靖国神社に参拝したりする「とんでも閣僚」で、女といっても誰でもよい わけでないことがはっきりした。小泉構造改革のネオリベ路線を受け継ぐ安倍経済政策の もとでは、「女性活用」はたしかに本気。というのも、女性は、人口減少期に入った日本に 残された最後の資源、寝た子をたたき起こしても活用したい労働力だからである。だが政 策を見ると、その「使い方」が完全にまちがっていると思える。働き方のルールを変更し ないまま、男並みに使える女は使い倒し、そうできない女は「二流労働者」として使い捨 てる...政策パッケージを見ているとそれがよくわかる。本講演では、ネオリベ政策とジェン ダーとの関係を、分析する。 報告者紹介: 富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了、平安女学院短期大学助教授等を経て、 1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年東京大学大学院人文社会系研究科教授。 2011年4月から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。立命 館大学特別招聘教授・東京大学名誉教授。博士(社会学)。 専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、指導的な理論家のひと り。近年は高齢者の介護問題に関わっている。1994年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)で サントリー学芸賞を受賞。2012年度朝日賞受賞。『岩波シリーズ ケア その思想と実践』 (共編著、全6巻、岩波書店)、『世代間連帯』(辻元清美と共著、岩波新書)、『家族を容れる ハコ 家族を超えるハコ』(平凡社)、『老いる準備』(学陽書房)、『おひとりさまの老後』 『男おひとりさま道』(法研)、『ひとりの午後に』(NHK出版)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、 『不惑のフェミニズム』(岩波現代新書)、『ケアの社会学』(太田出版)、DVDブック『生き延びる ための思想』(講談社)、『女たちのサバイバル作戦』(文藝春秋)、『ニッポンが変わる、 女が変える』(中央公論新社)など著書・編著多数。新刊に『上野千鶴子の選憲論』(集英社新書)。 |