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大阪

竹中恵美子米寿記念シンポジウム「不平等と生きづらさ ―人間らしく働けない社会に挑む」

イベントURL:
主催者: フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー
主催者URL;
開始日時: 2017年09月10日 (日) 13時30分
終了日時: 2017年09月10日 (日) 17時00分
会場: ドーンセンター セミナー室2
会場URL: http://www.dawncenter.jp/top/index.jsp
連絡先: tnforum2013renraku★gmail.com(★は@に)
登録団体:
パンフレット:

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詳細: フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー企画
◆               ◆
◆竹中恵美子米寿記念シンポジウム◆
◆               ◆

「不平等と生きづらさ ―人間らしく働けない社会に挑む」

■日時:2017年9月10日(日)13:30~17:00 
■会場:ドーンセンター セミナー室2
(大阪府立男女共同参画・青少年センター)
■参加費:資料代 1,500円(茶菓代含む)
 学生・非正規は1,000円
■予定

*第1部 「竹中恵美子が提起してきたこと」
 ■松野尾裕(愛媛大学教育学部教授)
 「竹中理論の戦略:その歴史性と現代性」
 ■北明美(福井県立大学看護福祉学部教授)
 「竹中恵美子の同一価値労働同一賃金論とフェミニズム」

*第2部 「私たちはどう受け止めた?どう繋げる?」
 参加者からの報告と討論/竹中先生から一言   

*第3部 「米寿を共に祝う」

非正規労働、低賃金、不安定雇用・・人とは本来、「生きるために働ける」べきなのに、近年の状況は、まさに「働くために生きている」ようなもの。どうして、人は人間らしく働くことが難しいのか。「企業が活躍しやすい社会」では、人間らしい働き方など求めてはいけないのでしょうか。

しかし労働経済学の歴史を紐解くと、現代の「しんどさ」を読み解く多くの言葉と出会うことができます。労働力商品化体制、ジェンダーとアンペイドワーク、同一価値労働同一賃金、「機会の平等」と「結果の平等」…etc.

本会では、資本主義経済と性別役割分業との関係、人間らしく働くことができない構造の問題を古くから論じてこられた竹中恵美子先生の米寿を記念し、現在の日本の現状からあたらめて竹中理論と向き合い、男女ともに「生きづらい」社会のしくみを考えたいと思います。「生きづらさ」をお持ちの方もそうでない方も、ぜひお気軽にご参加ください。



当日参加も可能ですが、資料準備の関係上なるべく事前にお申込みください tnforum2013renraku★gmail.com(★は@に)



◆講師紹介
松野尾裕(まつのお ひろし)
【主な著作】
「竹中恵美子の女性労働研究-1960年代まで」共編著『日本における女性と経済学』(北海道大学出版会,2016))「竹中理論と経済学の革新」『竹中恵美子著作集完成記念シンポジウム~竹中理論の意義をつなぐ~報告集』(2013)「竹中恵美子先生の思考と意志」『竹中恵美子著作集に寄せて』(竹中恵美子著作集Ⅱ別冊)(明石書店,2012)「家事労働について-竹中恵美子著作集第Ⅵ巻を読む」『地域創成研究年報』第7号(愛媛大学,2012)「竹中恵美子先生と仲間たち:経済学と出会うとき-ディーセント・ワーク(人間としての尊厳ある働き方)を求めて」同上第6号(2011) 

北明美(きた あけみ)
【主な著作】
「竹中恵美子著作集(全7巻)を読む」『大原社会問題研究所雑誌 705号』(2017)「社会政策の結節点としての児童手当とジェンダー平等」『社会政策』第Ⅴ巻第3号(社会政策学会,2014)「年功賃金をめぐる言説と児童手当制度」濱口桂一郎編著『福祉と労働・雇用』(『福祉+α』 第5巻)(ミネルヴァ書房,2013)「『竹中理論と社会政策』竹中恵美子著作集完成記念シンポジウム」『竹中理論の意義をつなぐ報告集』(2013)「『弔慰金・見舞金』や『生活再建支援金』等のジェンダー・バイアス」『北京JAC』168号(2012)






※「フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー」は、2010 年度に開催したセミナー「竹中恵美子に学ぶ」受講生有志が呼びかけて、セミナーで学んだ内容を活かしながら現代的課題について議論し、問題意識を深める目的で立ち上げられました。