子育て女子の選ぶ保険とは?その2
作成日:2016-06-21 23:18:44
ZOO
今日は、「子育て女子の選ぶ保険とは?その2:終身保険について」です。
独身の方も参考にできますので、ぜひご参照ください。
まず、終身保険とは何か?ということですが、その名の通り、「身の終わり=万一のことがあったとき」に指定された受け取り人(親や子供や配偶者など)が保険金を受け取れる保険のことです。
使い方は、主に以下の二通りが考えられます。
①自分に万が一のことがあったときに(残された家族が生活に困らないように)相続人に確実に保険金を受け取って欲しい、②契約してから15年や20年や30年など適当な期間据え置いて運用し、中途解約して受け取れるお金=解約返戻金(かいやくへんれいきん)を子供の教育資金や、自身の老後の生活に充てるという使い方などなどです。
②の前者が、学資保険の代替となる使い方、②の後者が独身者が今からでも加入を考えられる使い方の例ですね。
さて、今回は学資保険との比較ですので、②の前者を主にみていきます。まず、今回事例とするのは、そこのアナタ。
アナタは、30歳の女性であり、アナタの子供は現在0歳です。子供の教育資金形成のため、学資保険に入るか終身保険に入るかを悩んでいます。「最近は、学資保険でなくて終身保険に入る人も多いって聞くけど本当かな?」、「そもそもこの二つは一体どう違うの?」と、頭の中はハテナばかりです。
前回のおさらいにはなりますが、学資保険は、子供が15歳や18歳になる頃を満期(=お金を受け取りたい時期/契約期間の終了日)として加入するものです。一般的には、10年間保険料(例えば月に1~2万等)を支払って、15歳に満期金を受け取って子供の高校入学資金とする、または15年間保険料を支払って、子供が18歳になったときに満期金を受け取るなどが考えられます。途中で親に万が一のことがあったときは、保険料の支払いが免除されるのが特徴です。その他の特徴は商品によっていろいろ異なるので、どんな商品内容かはしっかりと吟味しましょう。学資保険の最大のポイントは、設定したゴール(=子供の年齢)の時に、運用していたお金が給付金として入ってくることです。逆に言えば、契約はそこで終了することがあらかじめ決まっているわけですね。その設定したゴールの時期に、その受け取れる資金を実際に必要としているかしていないかに関わらず、運用期間は終了して満期学資金が入ってきてしまうということです。
対して、終身保険はなんといっても「終身」ですので、契約者に万が一のことがあるまで保障は一生涯つづきます。また、途中解約も可能ですので、例えば子供が15歳/18歳等などに解約して、解約返戻金を受け取って、その解約返戻金を教育費に充てることができるのです。
学資保険の場合は、満期学資金を100万/200万/300万/400万等、自分の必要だと思う金額を設定して、その満期金に応じた保険料を月1~4万など払い込みます。そして、設定した時期(例、18年後の子供が大学入学時など)に運用した資金を受け取れるというのが一般的な流れになります。
終身保険は、もし子供が15歳/18歳などになったときに教育費が預金のみで賄うことができて、中途解約の必要がなかった場合は、そのまま老後や死亡時まで運用し続けることができるのです。その1でも書いたように、運用というものは早く始め、長い期間運用したほうがお金が増えますので、そのまま運用し続けられるのであれば、そのほうがいいと言えるでしょう。終身保険を教育資金に充てるときは、子供が18歳になったときに解約したらいくら解約返戻金を受け取れるのか?というところが決め手になります。子供が18歳のときに解約したら、100万/200万/300万/400万を受け取れるような内容で、契約内容を作成することとなります。もちろんそれを解約せずにそのまま据え置いて老後まで取っておいたら、、、運用期間が長いほど、どんどん資金は増えていきますよね?これが、独身でも終身保険を加入しておくことを考えたい理由です。独身のときは、親を保険金の受け取り人にしておき、結婚したら配偶者、子供ができたら子供と、柔軟に保険金の受け取り人を変えられることも魅力ですね。
さて、これ以上は本当に長くなってしまうので、つづきはまた次回にしましょう。次回は、「ワンポイント!保険に入るときに見るべき金利と通貨」について書いていきたいと思います。主に日本国内で入れる保険には、日本円建て、米ドル建て、豪ドル建て、などがあります。その通貨によっても、教育資金や老後の資金の増え方は大きく異なります。そのメリット、デメリットについて言及していきたいと思います!次回もお楽しみに!
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