2012.12.17 Mon
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. さまざまな相談に西原理恵子が答える本書、たとえば、精力的に創作を続けるサイバラに、どうして貪欲な創作意欲を維持できるのかという、作家の綾辻行人からの相談には、一言「借金があること(一憶4千万円)」。ふむ、納得。また「使えない部下にイライラします」という会社員には、サイバラ曰く「ネジだと思えば腹も立たない」。名言である。
西原理恵子や中村うさぎのような体当たり型の人たちの言葉はわたしたちを惹きつける。それは学者先生や評論家たちのカチンコチンの言葉より、ずっと手ざわり感があるし、体を張って考えているから、説得力があるんだと思う。でもね、サイバラのの言うことがおもしろいのは彼女が自分で考えているから。サイバラの格言に納得はしても、そこにみずからの答えを求めるのはなんかちがう気がする。わたしが本書を読んで学んだのは「じぶんの頭で考えるべし」ということです。(lita)