フォーラム 労働・社会政策・ジェンダーでは、2021年度例会シリーズとして、「ケア労働とジェンダー」をテーマに連続講演会を開催してきました。

制度って、労働やケアのしくみって、なんだか難しそう、しんどいことや知りたくないこともわかってしまいそう(!?)。そんな感じから、少しでも、現状や制度ってこうなってるんだ、とわかって、情報を知り、生きていくための選択肢が増える、そんなヒントを示し、共に考える例会を、各講師の皆様、スタッフ一同で心がけてきました。


さて、1月に実施しました、2021年度最終の第3回では、森詩恵さんを講師にお招きし、「ケアを担う人々への支援と課題-非正規女性家族介護者の複合的困難」をテーマに、さまざまな現状とこれからについてお話しいただきました。

このたび、本例会の報告集が完成いたしましたので、当日ご参加の方もそうでないかたも、ぜひお手にとって(PDFですが…)いただければと思います。無料です!

ご希望の方は、以下のお知らせの中にあるリンクからお申込みいただければと思います(ありがたくも宣伝いただける場合も、入手されたファイルではなく以下のリンクのお知らせでお願いいたします)。

これまでの例会(2021年度は第1回「ケア労働とジェンダー:機会均等論を越えて」(講師:伊藤みどりさん・伊田久美子さん)、第2回「介護保険制度とジェンダー:ケアの市場化の功罪」(講師:山根純佳さん・植本眞砂子さん)の報告集も併せてお申込みいただけます。


また、2022年度例会シリーズは「フェミニズムと運動」をテーマに予定しております。

それでは、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。(フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー運営 荒木)


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本年1月28日のフォーラム労働・社会政策・ジェンダー主催連続講演会「ケア労働とジェンダー」第3回、  
「ケアを担う人々への支援と課題-非正規女性家族介護者の複合的困難」(講師 森 詩恵さん)の報告集を無料配信中です。   
ご希望の方は下記よりお申し込みください。  
    https://forms.gle/qbUHiKWi9vckQVhv9

  時間の都合等から当日話せなかった事柄や関連情報のその後の補足もあり、参加なさった方もそうでない方も興味深くお読みいただける内容になっています。  
    学術的な内容でありながら、論文調でなく、わかりやすい話し言葉で記録されているのも特徴です。  
    またホームヘルパー国家賠償訴訟の原告のお一人である藤原るかさんのご発言も掲載しております。  
    ぜひご一読ください。    
  
    全体の主な内容は次の通りです。  
  
   Ⅰ 森 詩恵「ケアを担う人々への支援と課題-非正規女性家族介護者の複合的困難」 
     1.はじめに 
      2.今、誰が介護を担っているのか  
     3.家族介護者(となる可能性のある者)の労働と生活-非正規シングル女性の現状 
     4.ソーシャルワークの視点からの家族介護者支援と今後の課題 
   Ⅱ 北 明美「全3回を振り返って」  
     1.森報告へのコメント 
       2.第1回講演会「ケア労働とジェンダー:機会均等論を超えて」(2021年6月11日) 
     3.第2回講演会「介護保険制度とジェンダー:ケアの市場化の功罪」(2021年9月10日)  
     4.第1回・第2回の質疑応答について 
     5.関連する3つのトピック 1)家族介護への現金給付導入の是非 
                   2)2022年10月以降の賃上げ原資ー税から介護報酬加算へ 
                    3)介護保険移行時のロジックに対する疑問 
   Ⅲ 参加者からのご発言と質疑応答 
   Ⅳ アンケート回答と講師リプライ 
    
ご希望の方は下記よりお申し込みください。  
    https://forms.gle/qbUHiKWi9vckQVhv9