2011.10.12 Wed
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.1988年に初公開された『追悼のざわめき』という映画をご存知でしょうか。グロテスクな設定を通して登場事物の絶望と破滅(と、愛)が描かれ、全国各地のミニシアターを超満員にした、伝説のカルト映画です。
下水清掃会社を営む小人症の兄妹が「人間のどん詰まり」というメタファーで登場し、近親相姦・レイプ・被差別・殺人など重要なシーンを演じます。
その小人症の妹「夏子」を演じた、河添まみこさん(公開当時、仲井まみ子)。今も身長は130センチくらい。他の子どもたちとの差が顕著になる前の小さい頃は、人前で何かを演じたりすることが大好きだったそうです。ところが短肢症が原因で、自身の家族からも差別されるようになり、仕事にも就けず、自殺願望が頭から離れなくなります。
そんな彼女に映画出演の話が舞い込んだのが、29歳のとき。
不安を抱えながら参加したロケで、彼女は障害の呪縛を徐々に解き放ち、本来のはじけんばかりに明るい自分を取り戻します。映画が、彼女を、彼女の人生を変えたのです。
とはいえ、「障害者がチャンスをもらってよかったね♪」という、月並みな「いい話」ではありません。監督との軋轢など映画のサイドストーリーとしての魅力も満載。「よく頑張った!」そう思わず叫んで、ついでに自分もパワーをもらえる、そんな本なのです。
(アニカ 編集・佃由美子)
本書に関連したイベント「映画と、本と、生き方と」が、10月16日に開催されます。詳しくは、こちらをどうぞ→http://www.anika.jp/event/
カテゴリー:著者・編集者からの紹介
慰安婦
貧困・福祉
DV・性暴力・ハラスメント
非婚・結婚・離婚
セクシュアリティ
くらし・生活
身体・健康
リプロ・ヘルス
脱原発
女性政策
憲法・平和
高齢社会
子育て・教育
性表現
LGBT
最終講義
博士論文
研究助成・公募
アート情報
女性運動・グループ
フェミニストカウンセリング
弁護士
女性センター
セレクトニュース
マスコミが騒がないニュース
女の本屋
ブックトーク
シネマラウンジ
ミニコミ図書館
エッセイ
WAN基金
お助け情報
WANマーケット
女と政治をつなぐ
Worldwide WAN
わいわいWAN
女性学講座
上野研究室
原発ゼロの道
動画





