人権とジェンダー平等を土台にした包括的性教育
「性教育って大事だと思うけど、実際どう教えたらいいの?」。そんな悩みに、和光小学校・和光幼稚園校園長の北山ひと美さんと、養護教諭の青野真澄さんが答えます。シリーズ全5巻を通して、実生活での「性」にかかわる子どもたちのさまざまな興味関心、不安や悩みに寄り添うシリーズです。
5巻目の本書では、「女らしさ」「男らしさ」について考えます。好きなもの、得意なこと、性格、将来の夢、役割分担…それぞれ性別による分類はなく、個人によって異なるもの。だけど性別へのイメージは、だれもがいつの間にか持っています。そんな「ジェンダーイメージ」から、学校や家庭、社会のあり方を見ていきます。
シリーズ各巻に通底しているのは、人権とジェンダー平等を土台とした包括的性教育です。からだの名前を知る、成長のしくみを知る、家族や友だちとの関係を考える、自分の生き方について考える――「性」には、生殖=子どもをつくることだけではない、「生」に関わるたくさんの要素が含まれています。自分自身もまわりの人も大切にするための知識と方法を、一緒に学んでみませんか?
『こころとからだの不安によりそう 性ってなんだろう?』シリーズ各巻タイトル
①知ろう!守ろう!自分のからだ
②赤ちゃんはどこからくるの?
③子どもから大人へ、どう変わるの?
④好きになるってどういうこと?
⑤女らしさ、男らしさと性の問題を考えよう
◆書誌データ
書名 女らしさ、男らしさと性の問題を考えよう:
著者 :北山ひと美 監修/青野真澄 指導協力
頁数 :40頁
刊行日:2022/3/20
出版社:新日本出版社
定価 :3300円(税込)