2012.01.19 Thu
少女マンガにはさらりと、でも味わい深く母と娘の関係が描かれているものがあって、そういうものに出会うと、自分の母への思いや今までのことを振り返りながら何度も何度も読んでしまいます。
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.雁須磨子の『かよちゃんの荷物』は、かよちゃんというアラサー女子の一人暮らしが描かれているのですが、基本的には仲良しの女友達がいて、彼女たちとの1年のうち300日女子会、あと仕事とその他みたいな暮らしぶりが非常に共感をよぶマンガなのですが、そこに、ときどきお母さんの話がでてきます。月に1度くらいしか電話で話さず、友達のお家みたいにいろいろとうるさく言ってこないお母さんは、別にかよちゃんのことを心配していないわけではなく、4人兄弟の1番上のかよちゃんを、あまりかまってやれなかった負い目があって、かよちゃんに強くものを言えなくなっていたり、かよちゃんはかよちゃんで、家族の中ではしっかり者キャラでお勉強もよくできた栄光の過去があり、今は無職で激太りしたことをお母さんに言えていないということがあったり。そういうことが、さらっとしていて、ちっともしんみりしなくて、でもじんわりと心にきます。
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.母と娘じゃなかったら親友になれたのに、お互いにそう思いつつも会えばケンカの親子を描いた、鴨居まさねの「ラブのレター」(『ジベルばら色』収録)は、建築家の母と、売れないミュージシャンの娘のお話です。
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.渡辺ペコの『ラウンダバウト』は以前イチオシでも紹介しましたが、真という中学生女子とその周辺の人々を描いた作品です。真は二人姉妹の妹で、絵がうまくてマンガ好きなユニークな子です。あんまり勉強が得意ではない真ですが、お母さんから「勉強しなさい」ということは言われたことがありません。そのことを尋ねた真にお母さんが言ったこととは…。こういうマンガを読むひとときって本当に豊かな時間だなぁって思えます。
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