女の本屋

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國森康弘 『いのちつぐ「みとりびと」』

2012.03.07 Wed

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. 独居認知症患者、老老介護、認認介護……。

言葉だけを聞けば悲愴感や暗さを感じさせるかもしれません。死、とくればなおさら否定的な感情を抱くかもしれません。

しかしこのシリーズは、老、病、死の「あたたかさ」に光を当てた、看取りの写真群です。

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高齢化率50%を超える滋賀県の農村部などで、おばあちゃんを看取る女の子の姿や、認知症を抱える一人暮らしのおばあちゃんを最期の瞬間まで在宅で支える専門職やご近所さん、家族たちの絆や地域力を写し込みました。

看取りは「いのちのバトンリレー」―。

それは亡くなる人が代々受け継ぎ、また自身も長年蓄えてきた生き抜く力と愛情を、私たちが受け取ること。

そして、いつか自分が「旅立ち」を迎えた時に、愛する人に手渡していくこと。

命の「有限性」とともに、その「継承性」についても写真を通じて感じてもらえればと願います。(國森康弘)








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ:高齢社会 / / 介護 / 老後