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綿貫礼子編『放射能汚染が未来世代に及ぼすもの ―「科学」を問い脱原発の思想を紡ぐ』

2012.04.27 Fri

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原発事故は子どもたちの健康にどのような影響を与えるのでしょうか。

「チェルノブイリの放射線被害は小児甲状腺ガンだけ」という日本の「専門家」の言葉とは裏腹に、

汚染地域ではさまざまな病気が広がり、健康でない子どもたちが増え続けています。

でもそうした現実は「科学」の名のもとに切り捨てられてきた歴史があります。

サイエンス・ライターであり「チェルノブイリ」女性ネットワークの代表であった綿貫礼子は、化学物質や放射線の世代を超えた健康影響について「女性の生殖の健康」をキーワードに長年調査研究活動を続けてきました。

チェルノブイリの子どもたちの現実は、「科学技術」の選択に対する私たち世代の責任を問いかけています。今を生きる世代が未来世代と共に生きあえることに喜びを見出せるような価値観の転換、それを求める「脱原発」をひとつの「思想」として紡ぎなおしたい。

本書刊行目前に死去した綿貫礼子の伝え続けたい言葉です。共著者:吉田由布子)








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タグ:身体・健康 / 脱原発 /