『We』@フェミックスからのお知らせ
【2024.5.31のメルマガから転載します】
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こんにちは、フェミックスの中村です。
『We』250号(特集:特集:くらしを〈つくる〉バトンをつなぐ)ができましたのでご案内します。
http://www.femix.co.jp/

心が痛くなるニュースばかりが続いています。

We連載中の永野三智さんが、5月1日、熊本県水俣市で伊藤環境大臣と懇談した水俣病の患者団体の松松崎重光さんなどの発言が、環境省の職員に遮られたあとマイクの音を切られたことについて、今号の連載でその経緯や思いを詳しく書いてくれています。

沼崎一郎さんの連載「新・同時代の男性学」。今回は「親権? はて?」
離婚後も父母の両方が子の親権を持つ「共同親権」を選択できるようにする民法改正案が、衆院本会議で可決され、参議院に送られた。離婚後の親権を「共同」にすることの是非や問題はニュースなどで取り上げられているが、「親権」そのものが問題視されることはほとんどないのでは、ということで、そもそも「親権って何だ?」ということで掘り下げてくれています。

ガザへの攻撃、南部のラファへの攻撃がやまずに、たくさんの方が亡くなっています。
「読者のひろば」に、事実を知り声をあげることの大切さについて、さぼてん企画の青柳芹さんから投稿がありました。

能登半島地震から5か月になるというのに、倒壊した家屋や瓦礫がそのまま放置されたニュース映像を見て心が痛みます。
坂本菜の花さんの連載、中村之菊さんの投稿がいまの様子を伝えてくれます。
Weにできることは声を伝えることだと思い、能登のいまを生きる方の声を伝える特集も準備したいと思っています。

5/24から5/26にかけて、Weフォーラムの下見もかねて、福島の被災地を訪ねてきました。
We236号でインタビューした作家の渡辺一枝さんの企画、6/13にオンラインでお話を聞く今野寿美雄さんの案内です。
見て、聞いて、心がいっばいになっています。少しずつご報告したいと思います。

【目次】

1.最新号の『We』250号(特集:くらしを〈つくる〉バトンをつなぐ)ができました。
http://www.femix.co.jp/
2. 2024Weフォーラムin福島のご案内
http://www.femix.co.jp/forum/index.html

4.Weを応援してください。

5.フェミックス事務所がその一角にあるスペースナナからのご案内です。
https://www.spacenana.com/

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『We』250号(特集:くらしを〈つくる〉バトンをつなぐ)のご案内
http://www.femix.co.jp/

特集1本目はWeフォーラムONLINE「家庭科のこれまでとこれから」。

Weは元々家庭科の男女共修をめざす運動の中で生まれました。「新しい家庭科We」として10年、1995年に「くらしと教育をつなぐWe」としてリニューアル創刊して33年目。「新しい家庭科をつくる」「暮らしをつくる」ことへの読者の情熱と実践がその根幹だと、3人のお話で改めて実感しました。

2本目は三好春樹さんのお話「介護が面白い!」。実際の介護経験から生きた教科書をつくり、受け継いでいくことが大事というメッセージが、家庭科の「つくる」と重なりました。

永野三智さんの連載「水俣病患者相談窓口の日々」。今回は「松?重光さんと悦子さんのこと」5月1日、熊本県水俣市で伊藤環境大臣と懇談した水俣病の患者団体の松?重光さんなどの発言が、環境省の職員に遮られたあとマイクの音を切られたことについて、その経緯や思いを詳しく書いてくれています。

さらに、中村之菊(みどり)さんに、第3回の能登半島地震支援の報告「選択肢の少なくなった被災地のいま」を寄稿してもらいました。

*定期購読の皆様には6月4日頃お手許に届く予定です。

『We』250号
【特集】くらしを〈つくる〉バトンをつなぐ

Weフォーラム2023 ONLINE 報告
【お話】礒部 幸江さん・小平 陽一さん・星名 綾さん  
     家庭科のこれまでとこれから

【お話】三好 春樹さん
介護と人生についての省察(4)
 介護が面白い!〜 教科書がなかった幸せ

250の目次はこちら↓
http://www.femix.co.jp/latest/index.html

連載もそれぞれすてきです。
ひとつひとつの物語をぜひ読んでいただきたいと思います。

【連載】
水俣病患者相談窓口の日々【25】 松崎重光さんと悦子さんのこと 永野 三智
授業実践 風がかわる 匂いがかわる【48】食育SATシステムを活用して 竹井 理恵
リレーエッセイ 手間隙工夫をたのしもう【40】梅仕事でつながる輪〜エシカルなものづくり? 有友 愛子
「公立中学校」でしなやかに生きること(73)ぼくらはこのゆめからさめられるんやろか 石川 晋
オホーツクの潮風荒く 江口 凡太郎
八十路雑感【25】オッペンハイマー 向井 承子
ミステリー案内~ひと持ち、本持ち、こころ持ち(62)『テラ・アルタの憎悪』 稲塚 由美子
お金リテラシー入門~お金にふりまわされないものの見方・考え方(54)フェミ的分配主義宣言︱ 傷つきやすさからの経済学批判? 白崎 一裕
リレーエッセイ マザーズジャケットの魔法(62)河村 哉子
あそびの生まれる場所(29)まんま遊〜と 西川 正
ジソウのお仕事、その後(92)「里親、行きたくない」 青山 さくら
「支援をしない」と言いながら「支援」を考えてみる(35) 何もしない場所  宮田 隼
まんぷくの本棚を訪ねて(4) ぽけっとライブラリー  小幡 崇
邂逅のフィールドノート (6)自由を奪うな! 監視をするな! 西尾 慧吾
新・同時代の男性学(55)親権? はて? 沼崎 一郎
おすすめ映画情報 『骨を掘る男』 菅井 ゆきえ
ケの話【28】有ること難し 坂本 菜の花
【寄稿】能登半島地震支援の報告(3)選択肢の少なくなった被災地のいま 中村 之菊

◆ぜひ、手にとってお読みください!
ご購入はこちらから↓
https://femixwe.cart.fc2.com/ca32/158/p-r-s/
(1冊913円)

◆感想やご意見をおよせください。
jimu@femix.co.jp

●Weの読書会をやっています
 2024年6月14日(金)14時からスペースナナでWeの読書会を行います。
 毎月第2金曜日に続けています。お問い合わせください。

表紙の作品は、障がいのある方たちのつくるアート作品を見てもらえる機会をもっと増やしたい、と「ココロはずむアート展」に出品された今井友貴子さん(NPO法人ぷかぷか[アート屋わんど]/横浜市緑区)の作品(一部)です。
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2. Weフォーラム2024 in福島のご案内
  【オンライン&フィールドワーク】
  見て、聞いて、感じて、伝えてほしい
http://www.femix.co.jp/forum/index.html

2024年度は、10年ぶりにWeフォーラムで福島を訪ねたいと思います。また福島に暮らす3人の方から、オンラインでお話をうかがいます。
2011年3月11日、東日本大震災、その後に起こった東京電力・福島第一原子力発電所の事故から13年。避難指示解除準備区域や居住制限区域ではすべて解除され、7市町村の一部で帰還困難区域が設定されるのみとなっています(2023年5月1日時点)。
避難が解除された地域を訪ね、その地で暮らす人たちと出会い、話を聞いて、“復興”がどのようになされているかを見て、感じて、ともに考えたいと思います。
Weフォーラムは、Weの読者限定ではなく、テーマや講師のお話に関心をもって頂ける方はどなたでも大歓迎です(ただし、フィールドワークは宿泊の関係で定員を設けます)。ぜひ、ご参加ください。
●オンライン学習会の予定
【予約をお願いします。参加費各回1,000円】
お申し込みの方に限り、アーカイブ(あとから配信)も送ります。
 詳細はこちら
  ↓ http://www.femix.co.jp/forum/index.html

第1回 2024年6月13日(木)20時~ 
今野 寿美雄さん(福島県浪江町津島生まれ、元原発作業員、「子ども脱被ばく裁判」原告)
「だまされるな !  裁判をたたかい、語り続けること」

第2回 2024年7月11日(木)20時~ 
高村 美春さん(We連載中、東日本大震災・原子力災害伝承館 語り部)
「伝えることは、傷を残すこと… 福島の南相馬で暮らしながら、私が伝えたいこと」

第3回 2024年9月12日(木)20時~ 
今野 邦彦さん(浪江町赤宇木出身、『百年後の子孫(こども)たちへ』副編集委員長)
「家とは何か、地域とは何か  赤宇木(あこうぎ)を語る」

●お申し込みフォームはこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfLLq5SJSzoZ3AEjPoPBdlrhJZta8-l4s6vgJihwyEKtSRGVw/viewform
まずは参加フォームからお申し込みの上、参加費をお振り込みください。
●学習会参加費の振込先
1回1000円、3回の場合は3000円
郵便振替 00100-2-163480 Weの会
他金融機関から振込の場合 ゆうちょ銀行 019(ゼロイチキュウ)店 (当座)0163480

●お問合せ:Weフォーラム実行委員会事務局(フェミックス内)
電話:045-482-6711
FAX:045-482-6712
メール:we.femix@gmail.com

●フィールドワーク
2024年10月5日(土)~10月6日(日)1泊2日(定員28人)
行程、参加費、申込方法などの詳細は次号We及びフェミックスHPでお知らせします。ぜひご予定ください。
10/5福島駅に集合、バスで移動しながら2日間で浪江町、双葉町、大熊町などの施設を見学し、お話を聞く。宿泊は双葉屋旅館(南相馬市小高)。翌日、郡山駅で解散予定。