看護の科学新社発行の『オン・ナーシング』第14号が、10月31日に発売されました。今号の注目企画は、元児童相談所一時保護所看護師の三浦ユカさんによる連載「イチホのカンゴ!」です。今回は、保護された子どもたちの健康問題に焦点を当て、看護師が現場で果たす役割と支援体制の重要性を探ります。看護の視点から社会の不平等や児童養護の現状を語る内容は珍しく、読み応えのある連載となっています。

また、株式会社ハートコンシェルジュ代表で臨床心理士の向後善之さんがリレーコラムとして参加。向後さんは、石油会社勤務からカリフォルニア統合学大学院で統合カウンセリングを専攻し、サンフランシスコ市の多文化支援機関でカウンセラーとして経験を積んだ後、帰国。現在もカウンセリング活動を行いながら大学で臨床心理学を教えています。お二人の視点が交差することで、現場でのケアと心理支援がいかに子どもたちを支えているかを描き出しています。

さらに、YouTubeチャンネル「ココアートチャンネル」で人気の画家・こうぶんこうぞう(cocoさん)さんがご自身の作品をご厚意で提供し、温かく力強いオールカラーのページをお届け。ぜひお手に取って、看護の視点から社会やジェンダーの課題に思いを巡らせてください。

(編集青木しおり)