仕事と子育て、家事をしながら博士後期課程に通う社会人が、何を思い大学院へ通うのか、そこで何を得たのか。今見ている景色は、見たかった景色と同じものなのか。一方、博士前期課程修了後に就職した人は何を求めて進学し、何が得られ、なぜ博士後期課程には進まなかったのか。
パネルトークを通じて、日本社会という地場で女性の大学院進学が拓く可能性と課題/困難を見つめる。
過去に大学院に進学していた人、今大学院に在籍している人、今後大学院への進学を目指す人、進学をためらっている人、大学院生の本音を知りたい人、どうすれば大学院生を獲得できるか頭を悩ませている大学関係者のみなさんへ。
このトークセッションを贈ります。参加人数限定セッションです。お早めにお申し込みください!!
◆日 時: 2025年2月27日(木)19時~21時
◆場 所:オンライン(Zoom)
◆趣 旨:リカレント教育と言われ、生涯にわたり自分を教育することが注目される昨今、社会人でありながら大学院へ戻る女性たちがいる。パートナーがいる、子どもがいる、仕事がある。一見、文句なしの充実した生活を送っている。そうしたなか、女性たちはなぜ大学院に戻ったのか。大学院に何を望み、何を期待し、求めたのか。それは手に入ったのか。その過程で、予期せず手からこぼれ落ちたものはあるのか?生き方を模索しながら前進する女性の姿を見つめることは、現代を生きる同じ立場にいる女性にとって何かしら手がかりになるものがあるのではないか。それだけでなく、受け入れ側である大学院にとって、今後さらなる発展を遂げるために欠かすことのできないことでもある。
現代を必死で生きる女性と大学院との関係を捉えたいと思い、このトークセッションを企画した。登壇者のみなさまに、ご自身の経験、大学院進学を決めるまでの躊躇、研究を続けることへの困惑、葛藤、大学院への要望など、スクリーンを通して思う存分お伝えいただく。
◆プログラム: 開会の挨拶:清水 由紀子
登壇者:甲斐 一再、鴨谷 かおり、渋谷 典子、清水 由紀子、西川 由紀、
森 亜由葉、森島 実優 (50音順)
登壇者によるトークセッション
参加者との質疑応答
閉会の挨拶:西川 由紀
◆お申込方法: *以下Peatixページよりお申込みください(2月26日申し込み〆)。
https://daigakuin.peatix.com/
*ご参加の皆さまには2月23日(予定)に、アクセス情報をお知らせし、配布資料があれば事前送付いたします。
◆参加費
◇WAN会員(会員番号をお持ちで会費納入済の方):
原則無料
応援チケット:1,000円/ 2,000円/ 3,000円
◇非会員:
応援チケット:1,000円/ 2,000円/ 3,000円
◆登壇者紹介 ①大学院での研究分野、②参加者へのメッセージ
甲斐 一再(かい めぐる)
41歳 2人の男の子(17歳、12歳)
①総合文化政策学研究科というところで経営学と社会学の学際的な学びをしていました。
②学びと実践をらせん的にどう進めていけるのかということをみなさんと一緒に考えられたら嬉しいです。
鴨谷 香(かもたに かおり)
40代、子2人
①教育学分野です。
(実践研究に取り組む1年履修コースを2019年に修了しました)
②今は大学で契約の教員として働いています。修士を取得したことで仕事に変化を作れたと実感しています。色々迷いながら学びました、なんでもお聞きください!
渋谷 典子(しぶや のりこ)
NPO法人参画プラネット代表理事 一般財団法人上野千鶴子基金理事 愛知大学・中京大学・日本福祉大学・椙山女学園大学非常勤講師(労働法・ジェンダー論・NPO論等) 元名古屋市男女平等参画推進センター センター長
①名古屋大学大学院法学研究科博士前期課程へ48歳で入学。
2016年3月、博士後期課程満期退学。2018年3月、博士(法学)の学位を名古屋大学から授与される。
著書に、『NPOと労働法』(晃洋書房、2019年)、編著『女性たちの大学院』(生活書院、 2009年)、共著『主婦からプロへ』(風媒社、2001年)他。
“越境する”研究者と“越境する”実践者として「実践研究」を継続中。
②トークセッションでは、学びを未来へ!どのようにつなぐのか~ご一緒に考えていきたいです。
清水 由紀子(しみず ゆきこ)
2人 思春期と脱思春期?
①当事者研究
②子育てをしながら働くのはフツーの時代。でも、せっかく社会人まで育ったのにまた学生に戻るなんて…。
その理由を皆さんとおしゃべりできたら嬉しいです。
西川 由紀(にしかわ ゆき)
40代、ひとり親。子ども1人。
①現在、D2。DV加害者プログラムを研究、博論執筆中です。
②セッションでは、院生の孤立しやすい状況にも触れたいです。
森 亜由葉(もり あゆは)
40代・子ども1人。
①フルタイムで働きながら博士後期課程に在籍し、メディアとジェンダーに関する研究をしています。
②社会人になってからジェンダーをやりたくなった方もいらっしゃるのではないかと思っています。そういった方のために、参考になる話ができればと思っています。
森島 実優(もりしま みゆ)
新社会人(20代前半)
①政治思想・政治理論
②社会人の忙しさに忙殺されて、研究に打ち込んでいた1年前の大学院時代が幻のようです。みなさまよろしくお願いいたします。
【司会】
甲斐 一再(かい めぐる)〈 WAN 女性学研究所 研究員 〉
◆主 催
認定特定非営利活動法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
なぜ大学院へ進学するのかプロジェクト
◆お問い合わせ
info-npo@wan.or.jp(件名を「【問い合わせ】トークセッション「なぜ大学院進学」としてください)
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2024.12.28 Sat
タグ:仕事・雇用